カテゴリ:連載小説
意識してしまうと余計に顔なんて見れないし、少しだけ静かになった空間が気まずく感じたものだから、「あ、あのっ」と声を絞り出す。
「さっき言ってたナツ先輩って、花水先輩ですよね?」 「そうそう。よくわかったわね」 「ええ、まぁ」 花水夏葉。問題児と呼ばれる彼女は、常に非日常を連れて歩いているんじゃないかと思うくらいにいろんな問題を起こす。だから、ほとんどの先生たちは面倒ごとを運ぶ問題児だと鬱陶しがっているけど、私にとっては憧れの人だった。 それなのに、彼女よりも気になる人が今出来てしまったらしい。恋なんかじゃないけど、彼のことを知りたいと思った。 「空園君がパシリってどういう……」 花水先輩と仲がいいのだろうか。そうだとしたら、これはとても不純な動機だけど絶対関わっておきたい。そうすれば彼女とも関われる可能性は高くなるはずだから。 「ああ、幸夜君はあの問題児のお気に入りでね」 「お気に入りだからって、パシリにしますか普通……」 「あの子は気に入らなきゃパシリになんてしないわよ」 花水先輩らしいなぁ。と、二人の会話を聞きながら勝手に思った。話したこともない人だけど、姿はよく見るし声もよく聞こえるものだからつい知ってるつもりになってしまうのが悪い癖。 「だったらきっと静宮さんもパシリっすね」 「会えばそうなるかもね」 (あの花水先輩になら、パシリに使われてもいいな。なんて) 二人の言うように気に入ってもらえるとはさらさら思ってなんか無いけれど、少しだけ期待してしまっているのは事実で。そうなれば、空園君と一緒に行動することもあるんだよなとか……私らしくないことを考えていた。 ************************** 塾前に更新できたらとか言って、結局できなかったくろのとが通りますよっと← もう日付も変わっちゃってたりしますが、まぁうん。いつものことですorz そして、今日は割りと短めというね・・・ さて、ここから先自分でもまだどうなるかわからないこの小説。 今書けてるのはどうしても書きたい部分が3個ぐらいなので、 ちょっとちまちまお休みを頂きつつ・・・になるかもしれませんが、 なるべく休まずに・・・やれたらいいな!← しかし、なんだろうこのぐだぐだ感。 いや、俺の文章力がまだまだだからなんですけども。 完結したらホントに書き直したいなー・・・ とりあえずは完結させるのが先なんですけど! では、そろそろ寝なければ。 明日もちゃんと更新できますように! おやすみなさいませ。また明日。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年03月05日 01時06分27秒
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