大好きなおばあちゃん。。。
祖母が天国へと召されました。最期はとても穏やかで、おそらく苦しむこともなく旅立っていきました。集まった方々に枕もとで歌ってもらったり、思い出話をしてもらったりして、最期の時を迎えることができました。目は開かずとも、最後の力を振り絞って「ありがとう。」って言った時は周りの方々も驚いていました。もう鼻がかゆくてもをかく力もなかったのに、最後に私にしっかりと手を振ってくれました。多分、三人のひ孫を連れてきた私に、「かおちゃん、もう遅いできぃつけてかえりゃあよ。」なんて言いたかったんだと思います。大正に生まれ、激動の昭和を生きた控えめな女性でした。「まぁ、ええで。」が口癖だったおばあちゃん。いつも遠慮ばっかりして、気を遣って暮らしていたと思います。厳しかったおじいちゃんに比べ、穏やかだったおばあちゃんが大好きだったなぁ。いつも味方をしてくれて、おばあちゃんと話すとホッとしてたなぁ。。。当時の女性としては164センチと背の高かったおばあちゃん。多分隔世遺伝で似たのでしょうね。手の大きさも形もそっくり受け継いだ私です。自分の手をみてこれからは大好きだったおばあちゃんを思い返します。今、部屋には祭壇にあった大きな百合がかぐわしい香りを放っています。百合の匂いを嗅ぐたびにおそらくおばあちゃんを思い出すようになりそうです。