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カテゴリ:国際(ミリタリー)時事
米軍の軍法会議が開かれて、禁固30日と不名誉除隊で量刑が確定したようですね。
ジェンキンスさん量刑 禁固30日と不名誉除隊 米軍法会議 拉致被害者、曽我ひとみさん(45)の夫で、九月に脱走兵として在日米軍に出頭したチャールズ・ジェンキンスさん(64)に対する軍法会議が三日、米陸軍のキャンプ座間(神奈川県座間市)で開かれた。起訴対象となった四つの罪状のうち「脱走」と「利敵行為」で有罪が認められ、バウエル軍事裁判官の判決と、司法取引に相当する「審理前取引」を総合して禁固三十日、不名誉除隊などの刑が言い渡された。(中略) 言い渡された刑はほかに、軍曹から二等兵への降格と、今後の俸給、福利厚生などに対する権利の剥奪(はくだつ)。 軍法会議で、ジェンキンスさん側は審理前取引に沿って「脱走」と「利敵行為」では、起訴事実を一部修正して有罪を認めた一方、「反逆」と「脱走教唆」では無罪を申し立て。検察側もこの二罪については起訴を取り下げた。量刑では、検察側が「部下を捨てて北朝鮮に逃亡した責任は重大」として、不名誉除隊などのほかに禁固九月を求刑。弁護側は情状証人として曽我さんらを立て「北朝鮮で暮らした約四十年間が、事実上の拘禁だった」として、禁固刑を含めないよう求めた。曽我さんは「家族の小さな幸せをもっと大きな幸せにできるよう願っています」とも述べた。(以下 略) (産経新聞) - 11月4日3時11分更新 予想通りとはいえ、禁固6ヶ月で審理前取引により禁固30日とはかなり寛大な判決ではないでしょうか。不名誉除隊にしても、もともとアメリカの恩給等は期待してないでしょうからほとんど意味もないし。 こんな程度なら、続々と兵役拒否する兵士が出てきそうです。結局、兵隊同士の連帯感とか義務感に依存するしかない、軍隊という特殊な組織を感じます。逆に言えば、ジェンキンス氏の場合、脱走兵が出ないように兵士の求心役として活躍すべき軍曹が脱走したのだから、その罪は重いわけです。戦闘で戦死した兵士から見れば、もっと社会的権利の剥奪とか厳しい措置がないと納得いかないんじゃないかと思うのですが。 まあ、その当たりはアメリカが考えることなので、置いておいて、今回の脱走の理由として「ベトナム戦争従軍拒否」があったようですね。従軍を拒否して軍法会議に送られる方法もあったのでしょうが、ジェンキンス氏は脱走を選んだわけです。しかし、いったん理由を作ってアメリカに帰国してトンズラしたほうがずっと現実的だと思うのですが、敵国に侵入してソ連経由で帰国して出頭しようとしたらしく、はっきり言って無謀以外の何者でもありません。地雷原を通っていくという危険性もあり、どうもこの話は後から作られた臭いがぷんぷんです。 北朝鮮での40年が事実上の拘禁とは良く言ったものです。結果がそうであっただけで、情状の酌量はいかがなものかとは思いますが、確かに北朝鮮の40年は懲役以上に過酷なものだったでしょう。 ちなみに、曽我さん一家には5年間、月30万円の援助金が支給されるそうです。5年で打ち切られてしまうので、それまでになんとか生計の糧を得なければならないのですが、ジェンキンス氏には是非とも手記を書いて貰いたいと思います。北朝鮮での出来事をしっかりと伝える意味でも、脱走の報いに応じる意味でも、嫌な思い出をさらけ出したくない気持ちもあるでしょうが、是非とも書いて頂きたいと思うのでした。 A-2ジャケット特集 更新しました ミリタリーフライト革ジャンの定番A-2の新商品が出始めています。 バズリクソンからは バズリクソンズ A-2 30's MODEL WERBER SPORTSWEAR CO. HAND WORN OUT PROCESS \148,000 バズリクソンズ A-2赤リブ 1942 MODEL バックペイント『CORAL QUEEN』\138,000 その他の商品はこちらのA-2ページでご覧下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年11月04日 09時36分16秒
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