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2005年05月05日
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テーマ:ニュース(99410)
カテゴリ:教育時事
<尼崎脱線事故>3時間後、天王寺車掌区長らボウリング大会(毎日新聞)
 兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故が起きた先月25日、JR西日本大阪支社天王寺車掌区の区長(53)ら職員43人が発生から約3時間後、懇親目的のボウリング大会を開催していたことが分かった。(以下略 毎日新聞)


 事故直後だし、区長、助役クラスの行動としては軽率だったろう。しかし、マスコミのここぞとばかりに、叩きまくるこういう報道はいかがなものかと思う。第一、事故は兵庫県の尼崎で、ボウリング大会をやったのは大阪天王寺な訳で、直接救助活動に行くほどの距離ではない。もし、救助活動等の要請が来れば出動すればいい訳で、大事なのはそういった緊急時の連絡場所なのだ。各社マスコミの書き方だと、事故が発生したらJR西日本の社員全員が現場に急行すべしとか、全員社内に待機すべしとでも読めるような論調だが、現実問題、全員が社内待機などしてたら機能しなくなるので、通常勤務につくだろう。むしろ、ボーリング大会で1カ所に集まっていた方が緊急連絡しやすかったかもしれない。結果論だが。
 確かに、ボーリング大会を開催していたのは「不謹慎」かもしれない。しかし、同じ西日本管轄の富山駅の職員がボーリングしていたらどうなのか。同じ、JRの東日本の職員だったらどうなのか。こういう話は、どこで線がひけるのかということに終始する。直接事故に関係しないところでの行動くらいは自由にさせてやれよと思う。これが許されないのなら、自由主義国家の名が泣くぞ。結局は、マスコミネタのためのバッシングでしかないのであって、こういうネタに振り回されてはいけない。

 もう一つ、
<尼崎脱線事故>電車に乗っていた運転士2人のやりとり公表(毎日新聞)
 尼崎脱線事故を起こした快速電車に乗り合わせたJR西日本の運転士2人が救助活動をせずに出勤した問題だが、いわゆる「人道的見地」から見て、疑問を感じる行動ではあるが、マスコミ報道を見てやはりマスコミネタのためのバッシングの匂いがプンプンする。
 人命救助しないで非難されるのはJR西日本の社員だから?。いやそうではないだろう。目の前で消えかかろうとしている命を救う「人道的行動」を行わなかったことそのものが非難されるのであろう。同様に、事故車両に乗っていて人命救助を行わずに、目的地へ行った人は他にはいなかったのか。目の前で苦しむ人々がいながら取り巻いて傍観していたギャラリーは?、写真を撮っていただけのマスコミは?同じ人間としての「人道的行動」にこそ焦点が当てられるべきものだと思うのだが。
 もちろん、JR西日本の一連の行動は反省すべき点は多々あるだろう。しかし、物事の本質をボカして、興味本位のマスコミネタにしてしまう、マスコミの報道姿勢には大いに疑問を感じるのだ。

 最後にこの事故における報道を見て思うことが一つ。時間に縛られた結果とか、JR西日本のお役所体質だとか、懲罰的な研修制度だとか、いろいろと報道されているが、何故か報道されないことがある。それはJRの労働組合体質についてだ。
 JRになる以前の国鉄時代は、国労・動労など労働組合の天国であった。私の学生時代などは落書きだらけの山手線なんて当たり前だったし、信じられないくらい超怠惰な駅員など珍しくもなかった。名前こそJRに代わり、本当にろくでもない奴はクビになったものの、「中の人」の体質はさほど変わっていないのではないか。マスコミ報道で明らかとなった懲罰的研修制度にしても、外部から見れば驚きに値するが、国鉄時代の労使抗争の過程を顧みれば驚くに値しない。言うことを聞かない連中に、どうやって言うことを聞かすかだけの話だ。
 国鉄当時、会社側に食ってかかった連中が、ちょうど今JRの責任ある立場になりかかっている時代ではないかと思う。もともと、仕事に対して熱意も努力もなかった労働組合の連中が、責任ある立場になどなれるとは到底思えない。
 上記の記事で、「2人が所属する西日本旅客鉄道労働組合(JR西労組)の森正暁委員長は4日、「2人は現場で人命救助にあたるべきだった」と謝罪。一方で「勤務を優先させた指示は許し難い」と同社の体質に問題があると批判した。(毎日新聞)」というコメントも載っているが、こういったJR体質は旧国鉄来の労働組合体質によって形成されてきたのではないのか。それを、社の体質に問題とはまさに自分ことを言っているに他ならない。
 マスコミもそうだが、「社」という漠然とした組織を批判するのはいとも簡単なことなのだが、物事の本質を何も見ていないと言うことでもある。





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最終更新日  2005年05月05日 09時42分44秒
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