浅きを去って深きに就く

インド国立ガンジー記念館前館長　ラダクリシュナン博士

1．昨日（４月２日）、創価大学の入学式に参加して、私は大変に感銘を受けました。何千人もの学生が、創立者の池田先生の言葉に、熱心に、時には涙を浮かべて耳を傾けていました。

私自身、長らく教育者として教鞭を取ってきました。通常、入学式は、単に新しい学年を始める式典です。しかし、創価大学の式典は、先生の新年が最後まで貫かれた儀式でありました。

池田先生が式典の間、学生たちとの心温まる交流を続けられたことは、学生たちにとって究極の幸福であったと思います。

今日、青年とのコミュニケーションは、最大の課題の一つであります。若い世代を信頼し、決して一方的にならない対話を通して、青年に未来を託さねばなりません。

【聖教新聞】07・4・12付
（つづく）