浅きを去って深きに就く

4.“小さな夢”で満足しなくなる


可能性を信じ、前向きに考える習慣のある人の未来は開け、ますます大きな夢が広がっていく。

ディヴィット・J・シュワルツ博士の言うように、「大きなことを考える人間は自分とみんなの頭の中に肯定的で前向き、そして楽観的な絵を描いてみせる」のである。


23歳のとき、私はロバート・シュラー博士の本から大きな影響を受けた。

シュラー博士がどのようにして不可能と思われた状況を打破し、カルフォルニア州ガーデングローブに巨大な協会を建てたかを読んで、初めて協会に赴任したばかりの若い牧師であった私はゾクゾクした。

「もっとも偉大な協会は、まだ建てられていない」という博士の言葉で、私の人生は変わった。


私は子供の頃から積極的だった。これは父の教育方針が大きかった。だが、シュラー博士の本は、それよりもさらに大きな影響を与えた。

彼の言葉を目にしてからは、私の“最大の野望”もおとなしいものに思えた。

可能性を信じれば、夢はいやがうえにも大きくなる。そして可能性を信じることができれば、その夢を実現できるためのスタートラインにつくことができる。


【すごい「考える力」！】ジョン・C・マクスウェル/三笠書房


（つづく）