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July 15, 2015
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カテゴリ:御書講義
大聖人は、「王地に生れたれば身をば随えたてまつるやうなりとも心をば随えたてまつるべからず」(御書287頁)と悠然と仰せになっている。ユネスコ(国連教育科学文化機関)が編さんした『語録 人間の権利』にも収録されている。世界的に有名な一節である。“たとえ、身体の自由が奪われたとしても、心は、精神は断じて屈しない”――権力の魔性と戦い抜かれた大聖人の魂が凝結した大宣言である。そして、これからも、妙法流布の信念に生き抜くことを、自身を迫害した平左衛門尉の前で堂々と述べられるのだ。

死罪に等しいと言われた佐渡への流罪をもってしても、権力は大聖人を屈服させることはできなかった。

この大聖人の不屈の精神を現代によみがえらせたのが、創価の父・牧口初代会長である。戦争へと突き進む軍部政府によって、不敬罪および治安維持法違反の容疑で逮捕・投獄。しかし、獄中にあっても毅然と信念を貫き、看守や検事にも仏法の正義を堂々と語り抜いた。そして、崇高なる殉教の精神を遂げたのだ。

この先師の不惜身命の闘争によって、現代に正しく受け継がれた大聖人の語精神は、その後、戸田会長、そして名誉会長へと継承。創価三代の師弟闘争があったればこそ、世界広布への新たな時代が開かれたのである。


【撰時抄に学ぶ】創価新報2015.7.15





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Last updated  July 15, 2015 06:06:14 AM
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