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August 24, 2020
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カテゴリ:名字の言

心のミゾ

夏目漱石の作品『道草』に印象的な場面がある。主人公の夫婦は何かとすれ違ってばかり。ある日、夫は、家計のやりくりに苦労する妻を助けようと、仕事に精を出して新たな金を作り、妻に渡した。だが「その時細君は別にうれしい顔もしなかった」

 

▼妻は内心思った。「もし夫が優しい言葉に添えて、それを渡してくれたなら、きっとうれしい顔をする事が出来たろうに」と。一方で夫は「もし細君がうれしそうにそれを受け取ってくれたら、優しい言葉をかけられたろうにと考えた」

 

▼かつて池田先生はこの場面を紹介しつつ、「互いが、かたくなに相手に期待し要求するだけで、自分を省みるゆとりと思いやりがなかったならば、ことあるたびに心のミゾは深まる」と語った。夫婦に限らず、あらゆる人間関係に通じるだろう。

 

 

【名字の言】聖教新聞2019.12.28






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Last updated  August 24, 2020 02:32:39 AM
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