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カテゴリ:名字の言
忍耐と勇気と明朗さを 水を治める者は国を治める―—。古来、天下泰平のために治水は重要な事業だった。 ▼徳川家康が江戸に入場した1590年、利根川をはじめ河川の洪水に民は苦しんでいた。大雨のたびに浸水し、農作物も育たない。江戸の繁栄には河川の整備が不可欠。その陣頭指揮を執ったのが、家康の家臣で代官頭の伊奈忠次である。彼が陣屋を構えたのは現在の埼玉・伊那町。町名は彼の名に由来し、町のホームページにもその功績が映像等で紹介されている。 ▼人々を水害から守り、安心して暮らせる世にしたい―—忠次は新田開発に努め、民と力を合わせ、湿地帯を耕作地に変えていった。さらに利根川の蛙児を東に移す、大規模な治水工事に取り組む。病でこの世を去った後も、遺志は次男の忠治に継がれ、関東は一大穀倉地帯に変貌。百万都市・江戸の礎が築かれた ▼50年前の9月12日、伊那町に隣接する上尾市で行われた埼玉県幹部会。池田先生は利根川治水の史実に触れつつ、「忍耐と勇気と明朗さをもって、雄々しく自分自身の人間革命の歴史を」と訴えた ▼世紀の大偉業も、全身全霊をかけた一つ一つの前身の積み重ねの上に成し遂げられる。(略)
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Last updated
June 16, 2024 07:09:28 AM
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