からまつそう

2009/02/19(木)14:58

とある魔術の禁書目録 第19話「打ち止め(ラストオーダー)」(内容)

アニメ(918)

缶コーヒーを買う一方通行 店を出ると背後からバットを手に不良が… 反射する一方通行 集団の不良も反射で… 上条って奴との一戦以来どうやら俺は学園都市最強ではなくなっちまったらしい 俺がレベル5である事も能力にも一切変わりは無いと言うのに… 何度証明したって馬鹿共が俺に貼ったレッテルは剥がれない 一体俺の何が変わったって言うんだ? 何か違う…何が変わった?自問する一方通行 聞こえてくる…上条に文句言うインデックスの声 「無駄な音は反射と」 消える 布を被った子どもが追いかけ訴える (何言ってんだ?この怪人ちび毛布は?…といけねえ) 反射を解くと 「いや~何というかここまで完全無反応だとむしろ清々しいと言うかでも悪意を持って無視してるにしては歩くペースも普通っぽいしこれはもしかして究極の天然さんなのかなあってミサカはミサカは首を傾げてみたり」 「くっだらねえ」 「さっきからミサカはミサカは自己の存在を激しくアピールしているのに存在全否定?」 「待て!ミサカだと?」 「漸くミサカの存在が認められたよわ~い!ってミサカはミサカは自画自賛してみたり」 「お前その毛布取っ払って良く顔見せてみろ!」 「まさか往来で女性に服を脱げと言うのは些か大胆と言うか無茶と言うか…」目が泳ぐ 毛布の下は裸? 真っ赤になり涙を浮かべるミサカ 一方通行の後を歩くミサカ 「ミサカのシリアルナンバーは20001号でシスターズの最終ロットとして製造されたんだけど、コードもまんま打ち止め(ラストオーダー)で実験に使用される筈だったんだけどってミサカはミサカは愚痴ってみたり」 実験が打ち切られて途中で培養機から放り出されたためか何だかちんまりしてると打ち止め 研究者と繋がりがある一方通行にコンタクトを取って貰えないかと 他当たれ!と即答の一方通行 行く当てもないと諦めない打ち止め 階段を上る二人 先手必勝!と部屋が何処か尋ねる打ち止めだが… 教えられ開けてみれば他人の部屋 憤慨し肩を落とすが… 突き当たりの部屋 開けられたドアは歪み落書きが… 驚く二人。荒らされた室内 くっだらねえ!と荷物を置きソファに寝転がる一方通行 通報しなくてもいいの?と打ち止め ここで寝るより路上で寝泊まりした方が安全かもしれないと警告する一方通行だが それでもお世話になりたい、誰かと一緒にいたいからとモジモジ頼む打ち止め 勝手にしろ!とそのまま寝る一方通行 ベッドに入り寝込み襲うのはNGだと宣告する打ち止めだが 寝ろ!と一方通行 布団を被る打ち止め 一方通行が目覚めると目の前に打ち止め 「人の寝顔って素直な表情になるもんどすなあってミサカはミサカは似非京都弁を使ってみたり」 まだいたのかと首を摩る一方通行 お腹がすいたので何か作って欲しげな打ち止めだが 玄関に向かう一方通行 「俺がそんな事する人間に見えるのかよ?」 「そこで意外性を出すためにエプロン装備の家庭的一方通行を期待してたのにってミサカはミサカはブー垂れてみたりって待って!」 ファミレスに入る二人 一方通行に髪の色が天然か尋ねる打ち止め 詳しい事は分からないがと言いつつ身体の色素は紫外線から身を守るものだが余計な紫外線を全部反射するため色素を必要としていないのだろうと答える一方通行 理屈があった事に吃驚する打ち止め メニューを手に楽しげに何にするか迷う 窓の外、駐車場にいる白衣の男に気づく一方通行 (あいつ…天井亜雄) 慌てて乗り込む男 「あの野郎!こんな所で何してやがる」 何見てるのかと尋ねる打ち止め 「手前の今一番の目的ってのを思い出してみろ!」 「え!?ご飯食べる事だけどってミサカはミサカは即答してみたり」 車急発進 食事が運ばれ歓声を上げる打ち止め 温かいご飯ってこれが初めてとはしゃぐ くっだらねえと言いつつ食べ始めない打ち止めに如何した?と一方通行 いっただきま~すをやってみたいと打ち止め ご自由にと言われ いっただっきま~す!と嬉しそうに唱え食べ始める 滅茶苦茶美味しいと評価する打ち止めにこんなもん冷凍とかフリーズドライのオンパレードだと素気無い一方通行 美味しいものは美味しいし誰かと食べるご飯は何だか感覚が違うと説く打ち止めだが 「お前どういう神経してるんだ?俺がお前達に何をやったか知らねえ訳じゃねえんだろ?」 「ミサカは全てのミサカと脳波リンクで繋がっているので勿論知ってるってミサカはミサカは言ってみる」 「だったら何で平然としてられるんだ?」 「ミサカはミサカの価値を教えて貰ったって断言してみる。ミサカ単体が死亡してもミサカネットワークそのものが消滅する事はあり得ない。だけどミサカ単体の命にも価値があるんだって」 「お前は世界でたった一人しかいねえだろうが!」言った上条 「ミサカが死ぬ事で涙を流す人もいるんだって教えて貰ったから。だからミサカはもう死なない。これ以上は一人だって死んでやる事は出来ないってミサカはミサカは考えている。あなたがいなければ実験が立案される事も命なきミサカに魂が注ぎこまれる事は無かったってミサカはミサカは感謝してみる」 「感謝だ?何だよそりゃ?俺がお前達を楽しんで殺しまくったって事に変わりは無えだろうが」 「それは嘘ってミサカはミサカは断じてみたり。あなたは本当は実験なんてしたくなかったってミサカはミサカ推測してみる」 「一体どこをどう見りゃそんなセリフが出てくるんだよ!俺が実験を続けていた以上お前達の命なんて何とも思っていなかった。ただそれだけの事だろうが」 「あなたは実験の時何度もミサカに話しかけている…では、その目的は?ってミサカはミサカは分かり切った質問をしてみる」 実験中何度かミサカに話しかけた事を思い出す一方通行 「どれもこれも可笑しな会話ってミサカはミサカは分析してみる。人に話しかけたい血言うコミュニケーションの原理は人と結びつきたいという理由のためでただ実験を成功させるためって言うなら会話する必要は無い筈ってミサカはミサカは論じてみる」 「あの汚ねえ言葉の何処が人と結びつきたいに繋がんだよ?」 「そう!そこが可笑しな所の二つ目ってミサカはミサカは指を二本立ててみる。あなたの言葉はどれもこれもが徹底してミサカを罵倒する言葉ばかり。それだと人と結びつきたいと言う理由から離れてしまう。だけど、もしも仮に否定して欲しくて言っていた言葉だとしたら…」 詰まる一方通行 「あなたの言葉はいつだって実験つまり戦闘の前に告げられていたってミサカはミサカは思い出してみる。まるでミサカを怯えさせる様に。ミサカにもう戦うのは嫌だって言わせたい様にってミサカはミサカは述べてみる。ミサカ達はあなたのサインに気づく事が出来なかった。もし仮にミサカが戦いたくないって言っていたら?ミサカはミサカは終わった選択肢について語ってみる」 付き合ってられないと立ち上がり去ろうとする一方通行だが 突然突っ伏す打ち止め 苦しげに、まだ肉体的に未完成な状態だから本来なら培養機の中から出てはいけない筈だったのだけどと打ち止め 今まで何とかなってたから大丈夫かなと 声を掛ける一方通行だが 気付いたように、まだご飯残っているのに行ってしまうのかと打ち止め 食欲が無くなったと一方通行 御馳走様も言ってみたかったと溜息をつく打ち止め そりゃ残念だったなと請求書を手に打ち止めを残し何処かに向かう一方通行 着いた先は… 計算機が並ぶ部屋 床に落ちた紙屑 机に腰掛けた白衣の女に声を掛ける 「あら?お帰りなさい。ドアは壊さなくても君のIDはまだ90日程有効だから」 「もう壊しちまったよ」 「そ?」 「こんな部屋で一日中データに埋もれてんのが楽しいのか?」 「楽しくは無いわね。可能なら君の手も借りたいくらいよ」 「止せよ!なあ芳川。シスターズの検体調整用マニュアルってどれだ?後調整用設備も借りるぞ。理由は聞くな。実験の凍結で未払いになってる契約料だって思ってくれればいい」 物色する一方通行 「如何いう事?私が気付いたのは数時間前。今も彼女達の人格データの中のバグを洗い出してる所よ。何故それを?」 「は?」 「正確にはウイルスと呼ぶべきかも知れないと言う事」 「待て!何言ってんだお前?」 「君には説明していなかったわよね。打ち止めと呼ばれる特別な個体の事を」 「あいつが特別?」 「あいつねえ…そもそもあの子は実験のために作られたものではないの」 「奴等は俺に殺されるために作られたんじゃなかったのかよ?」 「ええ。でもその実験は何通り戦闘を行えば完了するのだったかしら?」 「20000ジャストだ」気づく一方通行 「シリアルナンバーは20001号でシスターズの最終ロットとして…」 「そ。あの子は実験のシナリオには必要のない個体。ラストオーダーはミサカネットワークの司令塔。そのためにあえて未完成な状態に留めてある。実験終了後も秘密裏に預かっていたのだけど何者かがあの子の頭に不正なプログラムを上書きした。それを防ごうとした行為がここからの逃亡。それが七日前の事。こちらで掴んだウイルスの軌道予測時間は今晩9月1日午前零時。もし起動が始まればミサカネットワークを介して全シスターズに感染暴走。そうなったら誰も止められない」 「そのウイルスの中身は?」 「人間に対する無差別な攻撃」 「面白え。犯人は戦争屋か軍需産業か?」 「天井亜雄」 ファミレスの駐車場で見たのも天井 「レディオノイズ計画の元研究員。彼以上にシスターズの人格データに詳しい者はいない」 「そいつならさっき見かけたぜ」 「何ですって!?」 「それはそうとあいつの頭ん中のウイルスはどうやって止める?」 「それを今調べている所よ。でもリミットまでに解決方法が見つからなければ」 「まさかあのガキを?」 「そう。処分するしかないわ。そうならないために努力はしてる。勿論君にだって何かは出来る」 「ふん!俺はシスターズを1万人程ぶっ殺した張本人だぜ。そんな悪人に誰を救えって?」 「それを仕向けたのは私達だったって答えさせて貰うわ。私達がシスターズを使わなくてもレベル6に進化する方法を見つける事が出来ていれば君は誰も殺さずに済んだのだから」 「そんな一言だけでお前を信じて従えって?」 「やりたくないなら強制はしない。今君に出来る事は二つ。一つは天井亜雄を捉えてウイルスの仕組みを吐かせ事件を解決する事。そしてもう一つは起動前のウイルスを抱えた打ち止めを保護して培養機の中に戻す事。あなたは両方と面識があるみたいだし説明は要らないわね」 と机の上からデータを拾い 「其々のデータと資料よ。好きな方を選びなさい。尤も君は守るより壊す方が得意でしょうけど」 「まあそうだよな。どっち取りゃいいかなんざ誰でも解んじゃねえか?」と手を伸ばす 走る一方通行 手には…打ち止めのデータ ウイルス起動まで後僅か 一方通行の脳裏に浮かんだ決死の手段 飽くまでも運命に抗う彼に奇跡は起きるのか? 次回「ウイルスコード」

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