|
テーマ:アニメあれこれ(26438)
カテゴリ:アニメ
シュタインの家。
PCに向かうシュタインを背後から陰が… 「マリー?」 振り向くも誰もいない 洗面ボールに水を貯めながら、頭の螺子をカチリ 「大丈夫。俺はまだ冷静だ。自分の事なら研究し尽くしてる」 顔を洗い、溜息 ジジと音を立てチラチラする電灯 鏡に映った顔は…鬼神!? ニヤリと嗤い鏡から手が…首を絞める 鏡の中の鬼神を殴る。鏡が割れ鬼神は消える 後ろの棚に凭れ 「全く。やらなきゃならない事がまだ残ってるだろう。ぶっ壊れるには早過ぎる!」 傷に構わず拳を握りしめるシュタイン 死神様と話すシュタイン 「マリーが心配してたよ、君の体の事。最近大分疲れてるみたいだってね。少し休養を取った方が良いんじゃないの?」 「いえ、ご心配には及びません。授業で実戦が続いていますからね。筋肉痛を起こしただけです」 死神様、首を傾げ 「そっか。なら君の好きな様にするといい。実はもう一頑張りして貰いたい事があってね。 アラクノフォビアがBREWの在処を発見したらしい」 「BREW。エイボンの叡智の結晶と言う魔道具。あれが奴らの手に渡ったら…」 「そ。死武専にとって不味い事になる。アラクノフォビアは全力でBREWを取りに来るだろう。 シュタイン君、これは大きな戦いになるよ。早急に生徒達の対抗授業を進めてくれ給え」 妖刀モードで魂の共鳴を高めていくブラック・スター (椿の中のもう一つの存在。それを理解すれば妖刀も応える) 「感じて、ブラック・スター。私と共に一族の波長を」 水面に立つブラック・スターと椿 「聞こえるでしょう?魂の波打つ音が…沢山の魂を奪いそして守って来た一族の波長は今もここにある。待っているのよ。共に武の道を歩んで行ける同士を」 瞼を開けると目の前には椿と巨大な白黒文様の鹿が… 「何故そこまで力を求める」 「神を超える。そのためだ」 「神か…その割には、鬼の様な形相だな」鹿 ハッと目を開くブラック・スター 突然の強い鼓動に胸を押さえる 「ブラック・スター。大丈夫?」 刀から戻りブラック・スターを支える椿 「ああ。何でもねえ」 「見~っけ!」 双子登場 「博士がお呼びだ!チームで魂の波長を合わせる練習だってよ」 「おお」立ち上がるブラック・スター 「まだ荒修業続けてるのか?あんまり張り切り過ぎると体ぶっ壊すぜ」 「んなもん、壊す前から気にしてたら何も出来ねえだろう。おい、急げ!遅刻するぞ」先に走り出す 「迎えに来たのはこっちだぞ~!」パティ 「な~に焦ってんだかなあ?あいつ」リズ 「博士、連れてきてやったぜ」迎えに来てもらったのに…突っかかるような言い方のブラック・スター 「遅い!何やってたのよ?」マカ 「ちょとな。お前らと違って俺は研究熱心なんだよ」 「妖刀は大分使える様になったのか?」博士 「問題無え!俺こそ神だからな。不可能なんか無えんだよ」高笑い 不満気なマカ 「その勢いで授業の方もクリアーしてくれよ」 「任せとけ!」 「さて、前置きはこれくらいにして本題に入りましょうか。この一か月、君達にはチームで魂の波長を合わせる共鳴連鎖の練習をしてきて貰ったが一度も合格ラインを超えていない。他のチームに後れを取らない様に焦って欲しい。何故かと言うとアラクノフォビアの動きが活発化している。近いうちに大きな抗争が起きるかもしれない。残された時間を考慮すると全生徒を見ているわけにはいかない。勝手ながら俺の方で篩にかけさせて貰う事にした。今日中に共鳴連鎖に合格しないチームは俺の授業から外す。いいな」 武器を手にマカ、キッド、ブラック・スター 「何度も練習して来たんだもん。出来ない筈無いよね」 「気を抜くなよ。リズ、パティ。少しのズレも許されない」 「…」 「では、始めて」 「ちゃんとやってよ、ブラック・スター」 「いつもやってんだろ?」 「行くよ」 「おお」 目を閉じ共鳴を始める三人 「キッド君」 「マカ」 マカとキッド、互いから延びた魂が繋がる 「繋がった。ここまではうまくいく…ブラック・スター」 マカとキッドから延びた魂がブラック・スターの魂に触れると弾き返され共鳴が消滅 「だめか…もう一度だ」 「はい」 再び共鳴を始める三人だが、やはりブラック・スターの魂に触れる途端弾き返される 「又だめか」 (原因は一目瞭然。ブラック・スターの魂の波長が先行し過ぎて、周りがついていけない。だが、同調させる事が全てでは無い筈だ) 「もっとちゃんとやってよ!」 「やってんだろ」 「いつも勝手な事ばかりしてるんだから!少しは皆に合わせてよ」 「はあ?何で俺が鈍間に合わせねえと行けねえんだよ?糞みたいな馴れ合いは御免だね」 「何だとこら!」 「止めんか!」マカを制するキッド 「少し休憩しよう。話し合いでもして頭を冷やすといい」 「こんな奴と話し合ったって…」聞えよがしに言うマカ 睨みつけるブラック・スター 木に凭れ息をつくシュタイン 「おかしい?何故ここまで進行が早い…」 周囲の木々が紫に変じ、三つ目が現れ…取り込まれる? マカ登場 「博士」 「どうした?」 「今のまま続けても上手くいきっこありません。このまま博士の授業を受けられなくなるのは嫌です。ブラック・スターをチームから外してください」 「態々それを言いに来たのか?チームを抜けるのは君の方だ。サッサと出て行け」 「何でですか?足を引っ張ってるのはブラック・スターですよ!いつも滅茶苦茶勝手な事ばっかりして」 納得がいかないマカ 「ならば君はブラック・スターの力を制限しようと言うのか?君達のチームで最大のアタッカーは誰だと思っている?」 「何で何時もブラック・スターばっかり…」 「君は魂の共鳴連鎖と言うものをどこか誤解している。もっと心で根本を感じてみなさい。 それが出来ないなら、出て行って構わない」 背を向け「やります。博士の授業、受けたいもん」 マカを見送り 「ありがたいね。しかし、いつまで俺にまともな教育が出来るか?」 木の葉が一枚ヒラリ 「どこへ行っちゃったんだ?マカの奴」リズ そこへ戻って来たマカ 「こそこそ博士に告げ口かよ?勝手な事やってんのはお前も同じだな」」 刺々しく言い放つブラック・スター、睨むマカ 「この!」 突如殴りかかるマカだがブラック・スターに拳を取られそのまま一回転 「ああ、同じな訳無えか?俺はこんなにヘコく無え」 「おい二人ともいい加減に…」止めようとするキッドを留めるソウル 「好きにやらせとけ」「ソウル…」 立ち上がり再び殴るマカ 今度は殴られてやるブラック・スター 「これで満足か?いくら相手がマカだろうとこれ以上続けたければ正式に決闘を申し込む。俺は本気でぶっつぶす!」 鬼の形相のブラック・スター。怯むマカ 悔しげに背を向け「糞ったれ~~~」と叫び、泣きながら凄い勢いで走っていく あまりの声と勢いに振り向くオックス君達「仲間割れか?」 ブラック・スターの後ろ頭を叩く椿 「悪い、椿。頼んだ」とにっこりブラック・スター 「はい」にっこり椿 一人塀に腰かけているマカ。追ってきた椿 「隣、いい?」 「椿ちゃんはさ、振り回されて嫌じゃないの?」振り向かず尋ねるマカ 「マカちゃんはブラック・スターの事どう思っているの?」 「ムカつく」 俯くマカをちらと見て微笑む椿 「今まで黙ってたけどブラック・スターってあれで一応テスト前に勉強してるのよ」 驚き顔を上げるマカ 「へえ~うっそだあ!じゃあ何でいつも零点なの?」 「何でだろ?」 「本気でやって零点取る方が百点取るより難しいのに…椿ちゃんにも理解出来ないのに、私がブラック・スターと魂の波長を合わせるなんて出来っこない」 「そうかしら?いつも二人は仲良いじゃない?それに、友達同士いちいち理解し合わないといけない?他人同士だもの理解出来ない事があるのは当然。それでも友達は友達じゃない。その気持ちだけじゃあ駄目なのかしら?」 微笑む椿。ハッとするマカ 「君は魂の共鳴連鎖と言うものをどこか誤解している。もっと心で根本を感じてみなさい」 博士の言葉を思い出す 「そっか!よし!私、気持ちばかり焦って大事な事に気づいてなかった。戻らなきゃ!」 椿を引き摺る様に急ぐマカ そっと見守るシュタイン が… 「さっきまでの元気はどうしたの?」 椿に引き摺られるマカ 「だって!どの面下げて戻ればいいの?」 「喧嘩くらいどうせ又するんだから、つまらない事気にしないの!」 突然止まる椿に上を仰ぐと「げ!」ソウルが… 「何?笑いに来たの?」 「笑いにするのは合格してからだな。皆待ってるよ」 「本当はさ、本当は、ブラック・スターのこと悪く言っちゃったけど…羨ましいと思う時もあるんだ。私もあんな風に、強くなりたいって」 椿にだけ打ち明けるマカ 既に夕刻 「ごめん!空気悪くした」マカ 「うおっっしゃ~!早速始めんぞ。おら、ぐずぐずすんなよ!マカ」 「うん!」 皆笑って迎えてくれた! 再び魂を共鳴させる三人。 (これから命を預け合う仲間がお互いどう思うかなんて決まってる!) ブラック・スターとキッドから魂が伸びてくる 膨れ上がる共鳴 (感じる…二つの強力な魂の波長を) その中には双子や椿も… 「おい!ソウル。お前には聞こえるんだろう?魂の波長が、リズムと成り音と成って」小鬼 ニヤリソウル 「助けてやれよ」 カーテンが開きピアノが 「ピアノで音を伝えれば波長で音を合わせるなんて簡単だろ?」 「野暮な鬼だね」 ライトが消えカーテンが閉まる 睨みつける小鬼だが椅子に腰掛け宙に浮いたソウル 「少し黙っててくれ。今凄く心地いいんだ」 指でリズム ソウルを中心に広がる光 (無理に理解する必要なんてない。人の感覚を認め合い、信じ合う)マカ 「似た者同士集まってもこの音は作れない」ソウル 「まだ粗削りだが、合格点。このチームのリーダーは、マカだな」 共鳴した魂の中、微笑む三人 夜 「合格点を貰えてよかったねえ」パティ 「マカにマジ泣きされた時はぶっ飛んだけどな」ブラック・スター 「女の子は色々考えてんだよ!」リズ 居た堪れなく一人先を歩くマカ 「あれは吠えただけ!誰が泣くか、みっともない。そんな事よりブラック・スター」 立ち止まり振り向き 「私を殴って!」 「ちょっと!マカちゃん?」椿 「さっき私が殴った分の借り、このままじゃ気持ち悪いもん」 「よし!」 「ちょっと!ブラック・スター?」止めたい椿 「半端はやれねえぞ!」 「それじゃあ意味ないからね。殴り方、分かってる?」 「誰に言ってんだ?」指を鳴らし「くいしばっとけよ!」 躊躇う事無く殴るブラック・スター。飛ばされ、頭を打って更に回転してゴミ箱に突っ込むマカ。口が開いたままの椿 「へ!」ニヤリブラック・スター。笑うパティ。どうしたもんかとリズ 「お前、少しは手加減を…」呆れるキッド 「あ~あ!クールじゃ無えな」ソウル 「痛っあ~」頬を腫らしゴミの中で笑うマカ アラクノフォビア。命じるモスキート 「皆の者!良く聞け。魔道具BREWはアラクネ様のものだ。死武専には渡さぬ!」 嗤うギリコ。無表情のミフネ 「相手もデスサイズと共に総出で挑んでくるだろう。だがBREWは波乱を起こす者にこそ相応しい」 「待ち草臥れて錆ついちまうとこだったさ。いいか、野郎ども!戦争だ」 「おー!」 シュタインの狂気は加速度上げて進行している様です。マリーの中の蛇の所為? いつまでまともな…聞いてて辛いです。出来なくなった時彼はどうするんでしょう? 妖刀の中の存在(大鹿?)に挑むブラック・スター。神と言いつつ鬼の形相。凄味がありました。それにしても椿の一族って…重いなあ。 共鳴連鎖、ブラック・スターの力を抑え込んでいては今後勝てないよね。合格だけしても意味はない。 今回かっこ悪かったマカですが、椿と話して博士の言わんとしたことを掴むことができました。異なる能力を響き合わせる共鳴は良かった。それに聞きいるソウルも良かったし。 次回、「BREW争奪戦! ~激突、死武専 VS アラクノフォビア?~」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月18日 13時26分21秒
コメント(0) | コメントを書く
[アニメ] カテゴリの最新記事
|