アニマル通信

2005/12/16(金)01:22

インターフェロン

猫のウィルス、腫瘍、免疫不全などの病気のとき 治療として利用されるものにインターフェロンというものがあります。 インターフェロンとは動物がウィルス感染を起こして時に身体の中に産生されるたんぱく質の一種で、抗ウィルス作用、免疫増強作用、抗癌作用などの効果を持っています。 現在、動物病院で利用されているのはインターキャットという猫用のインターフェロンですが この薬は犬にも使用が可能で犬の感染症などにも利用されています。 ただ非常に高価な薬(高いところでは一回1万円くらいするそうです。さすがにこの薬からは利益還元は難しいため僕のところでは原価で使用していますがそれでも高いですね)のためなかなか使用できないところが難点ではありますが、僕自身が現在使用している限りにおいてはかなりの効果は期待できると思います。 できる限り全身的な投与よりも局所的に投与するほうが治療効果として高いようです。 今までの経験では一回の治療ではほとんど効果は期待できないと思われ 人間でも同様に反復治療によって効果が現れてきています。

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