いつかどこかで
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私の住むこの市は昔、江戸と甲州を結ぶ街道街として発達し、また養蚕が盛んで織物で 栄えました。 織物工業はすっかり衰退しましたが、街のところどころに閉鎖された建物や施設がひっそりと 残っています。 こうした施設は、一時期はどんどん取り壊されましたが、最近になって僅かに残ったものを 保存する活動が行われるようになりました。 昔の繭蔵をお洒落なレストランに改装したり ( 今では市内でも人気のスポットです ) 工場をアートスペースとして芸術家に安価で貸したり、事務所をギャラリーにしたりしています。 これらは、今ではそれ用にすっかり綺麗に改装されましたが、改装前は往時の隆盛と歴史の 重みを感じさせる、それはそれは素敵な場所でした。 11月、旧工場では、そのスペースを借りる芸術家さんたちによるアート・フェスティバルなるものが開催 されており、普段は公開されないいくつかの施設を見られるようになっています。 今日は用事で織物工業組合さんの事務所を訪ねたので、ついでに公開されている建物を 眺めてきました。 『 工場 』 旧工場内。ほとんどの機械は既に処分され、遺されたものがこうして端に寄せて 積んであります。 往時は場内いっぱいに機械が並んで、女工さんたちが働いていました。 工場の外観。こちら側からは分かりませんが、屋根は昔工場というと連想したような、 光を取り入れるための段々型です。( /|/|/| ←こういうの ) 向うに見えるクリーム色の建物では現在も操業されています。 『 女子更衣室 』 女子更衣室。工場に隣り合って建つ小さな建物で、一階は倉庫のようです。 工場は何度か見たことがありましたが、この建物の内部は初めて見ました。 階段脇の棚 ( 右上写真 ) に並んでいる白いものは名前を書いたタオルのようです。 今回は歴史的展示ではなくアートとしての展示なので、説明書きもなく、女子更衣室に 本来あるべきものなのかどうかも分かりません。 階段を上がると畳敷きの広い部屋で、奥に木製のロッカーが並んでありました。 『 ギャラリー 』 ( 旧事務所 ) 数年前に見せて頂いた時は、壁はボロボロ、床は所々抜け落ちていました。 こんなに綺麗になりましたが、ちょっと綺麗になりすぎ? 今日は、織物体験が出来るようになっていました。 右の写真の奥壁に掛っているのは、かつてこの地の名産だった夜具生地で、地名を 付けて○○縞と呼ばれたものです。 『 繭蔵 』 今は、レストランです。 『 現事務所 』 内部を公開されておらず、外観はどうということはないので写真は撮りませんでしたが、 現在、工業組合事務所として使っている建物がまた非常に古めかしく素敵です。 小さな応接室など、家具も昔のものがそのまま使われていて、うっとりするほどです。 実際にそこを仕事場として使ってらっしゃる組合の方たちは、別に何とも思っておられ ないようでしたが。 抜けるような青空が広がった今日、富士山が良く見えました。 ジョイフル本田の屋上駐車場から。左 9:21。 買い物を済ませて、右 9:54。もう一度見ると、妙な雲が湧いていました。 あのままお山は隠れてしまったかしら。
遅ればせながら・・・ January 9, 2011 コメント(6)
ありがとうございます October 11, 2010
ごめんなさい February 28, 2010
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からす2007
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