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カテゴリ:UFO
<神界> ・ 幽界の大都は第一紫微宮(しびきゅう)、第二日界(にっかい)、第三神集岳(しんしゅうがく)、第四万霊神岳(ばんれいしんがく)、されども、常に幽政を行う法式を定むる所は神集岳なり。 ・ 幽界は、八通に別れたけれども、また其の八通より数百の界に別れたり、然れども宇内(うだい)の幽府は第一に神集岳、第二に万霊神岳なり。 ・ 神集岳の形状を推せんとするには、先ず大空に登り西北の方に降りる。凡そ二時間ばかりにて着す。神集岳の乾(いぬい)の方の海岸に桜門(ろうもん)あり。見麗門といふ。又は五化門(ごかもん)と云ふ。この門を入りて、道幅八問、左右に小松原あり、道程九里にして門あり。旧名宝龍門といふ。今六元門と云ふ。門内に至れば警官数多(あまた)出張して、判鑑符(はんがんふ)を験査す。警官の許可を得て、この門を経過して、また右小松原なる道を行くこと三里のうち、貪欲心あるものを試みんがために古器珍物等捨て置き足り。 ・ 紫微宮玉京山鳳宮(しびきゅうぎょくけいざんほうきゅう)の形状を拝せんとするには、先ず空中寒烈のところを登りて、また降りらんとすれば、黄黒色にて地を見るがごとき、その中央と覚ゆる所より、三色の電光を放つ。これはすなわち玉京山なり、その光を目標として降りること二時間ばかりと思ふなり。さて海岸に降り着きて、南方と思しき海中に紫蘭島(しらんとう)屹立(きつりつ)す。その中に宮殿楼閣空壁に聳え、属島二あり。 「異境備忘録 幽界物語」 (宮地水位) (八幡書店) (・どのようにして神界の情報を得たのでしょうか。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.29 11:51:04
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