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かりゆき日記

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2007.10.08
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カテゴリ:カテゴリなし
どうして好きなライダーに限って、命を落としてしまうんだろう。

連休3日目、今日も大会運営のためにちょっとだけ早起き。
目覚まし代わりに鳴っていたラジオで、
めずらしくWGPのニュースをやってるな、と思ってたら
それは、阿部典史選手が公道で事故死したという衝撃的なニュースだった。

4車線の公道で、右車線をバイクで走行中、左車線からUターンしようとした
4トントラックの側面から衝突。
なんともやりきれない事故。

全日本でまだ500ccのレースがあったころの鮮烈なデビュー。
スポット参戦で出場した鈴鹿でのドゥーハンとシュワンツを相手に見せた
まさに「激走」。
のちにWGP最強となるバレンティーノ・ロッシがこの走りに魅了され
自らのマシンにRossiFumi(ろっしふみ ロッシと典史の名前を掛けた)を書いていたのは
有名な話。
そういえば、いまこうしてノリックの走りを目にすると
2輪とも滑らしたままコーナーを駆け上がっていくさまは
ロッシのそれによく似ている。
(むしろ、ロッシがそれをまねたのかもしれないが)

1999年のブラジルGPでの勝利もそうだったけど
前輪にぐっと乗りかかるようなライディングスタイルもあいまって
ノリックの積極的でリスキーな走りは、見てるこっちもひやひや。
けど、ノリックが勝つ、あるいはトップグループを走るレースは
間違いなく面白く、エキサイティングだった。
それは、単にリスキーである、ということだけではなくて
彼が持つレーサーとしての本能、それが放つオーラが
周囲のライダー、そして観客に伝わるから、ではなかっただろうか。
あの94年のレース。転倒直前のシケインへの突っ込み。
両輪を滑らせながらもインへ飛び込んでいくノリックを
ドゥーハンは(レース中にもかかわらず)
「信じられない」といわんばかりに頭を横に振った。
王者マイケル・ドゥーハンが、レース中にそんな仕草を見せたのは
後にも先にも、あれだけだった。

まさに、伝説の走り。それが、本当に、伝説になってしまった。

若井信之、永井康友、そして加藤大冶郎、先日起こった沼田憲保...
サーキットでは、事故はつき物といえ...
公道での事故でライダーの命を失うというのは、あまりにもやりきれない思いがする。

せめて、いまは安らかに...
ありがとう。さようなら、ノリック。





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最終更新日  2007.10.08 23:23:44
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