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カテゴリ:日々の雑感...
最近のニュースで徒然と...
ミッチェル・レポート。日本の野球界にも激震?! プロ野球選手の薬物使用疑惑、という部分では、例えば昔週刊誌で話題になったりもしたし、メジャーでも昔から散々話題になっていたから もし日本の選手がそういったものを使っていたとしても、それほどびっくりする話ではない。 今のところ、例のレポートに名前が挙がっているのは所謂「助っ人選手」ばかりだけれど 努力してもなかなか結果を出せない日本の選手が、目の前で使われているそういったものに手を出さないと誰が言えるのだろうか。 彼らの多くが単年契約で、毎年新しい選手や入れ替えの選手との競争に晒され、結果を残さなければ日の目をみることもなく立ち去るのが当たり前の世界に生きているのだ。 けど、今年はオリンピックイヤー。当然、ドーピングコントロールはきっちり行われる。メダルを獲得するような国に対しては当然それはより厳しく行われる。 オリンピックでは競技としてマイナーということでとりあえず北京で終わってしまうようだが、それを復活させるためにも ワールドカップ的な位置づけのWBCにおいてもドーピングコントロールは当然行われるべきだろう。 ステロイド剤で作られた筋肉隆々の選手や、興奮剤を飲んで眼を爛々と輝かせる選手が活躍し、それを喜んでいるようでは健全とはいえないし、IOCが振り向かなくなるのもまた事実。 一般の人(地方の選手権レベルの選手も含む)がちょっとハードなスポーツをするとき、リポビタンとかアリナミンなんてものをとかをあらかじめ飲んでたり、途中で飲んだりするのは、あまり珍しいことではなく、むしろ当然の行為だが、もしドーピング検査を行った場合は絶対に引っかかる行為であることに間違いない。 オリンピックイヤーであるからこそ、この問題についてはもう少しこだわった方がいい気もするんだが、なんか、あまり話題にのぼらないのは...やっぱ、いろいろあるんだろうねえ。 で、北京オリンピックは大丈夫なのか? 大気汚染の問題、チケット流通にまつわる悪い噂、競技場やインフラ整備の不安、市民の公共マナー、真夏の真昼間に行われる屋外競技... と、最近は割と不安要素を書き立てる記事やテレビ報道を割りと目にする。 特に、反日感情問題で大使館に被害が起きたり日本のチームが出ているサッカーの試合で一部が暴徒化したりということを経験した日本からすれば 不安要素を挙げればきりがないのは事実だろう。 ただ、たとえば日韓共催となったサッカーのワールドカップでもチケット問題は発生していたし 結構仕事としてかかわり、開催も目の当たりにした10年前の長野オリンピックでも、開催前からスキー競技会場の開発問題に関わるあれこれの噂や滑降の開催地の問題や、競技場のキャパの問題、競技場だけをなんとか整備して交通インフラを整備しなかったことによる観客移送の大失態(実は富士のF1をあまり笑えない) などなど、こういった国際的なイベントにおいて、あれこれ悪い噂と何らかの失態はつき物といえばつきもの。 前回のアテネ五輪でも競技場整備の遅れは問題になってたし 水泳の競技会場にいたっては途中で屋根をつけるのをあきらめたりしてたので(その割りに競技場としての評価が高かったらしいが)、 ので、んー、まあ、今回も悪い話に関しては話半分くらいに思ってたりもしてる。 ただ、高すぎる気温と大気汚染だけはシャレにならんと思うので、かなり心配だが。 で、中国の公害にとかについてのあれこれ 確かに、最近北京に行ってきた人の話を聞いても、ずいぶんとひどいらしい。 特に冬は各家庭や事業所で暖房のためにひどいらしい。 また、最近特にひどくなった黄砂はこの北京を越えてはるばる日本まで届くので、ずいぶんとこの汚染物質を一緒に運んできてるらしく、まったくもって他人事ではない。日本からしても大変迷惑な話であるのは事実。 北欧の例をみるまでもなく、大気汚染は国境など関係なく周辺(もしくは地球全体)に影響を及ぼし、人間の生命を脅かす。 ただ、忘れてはいけないことがある。 日本も、ほんの数十年前までは立派な公害大国だったのだ。 古くは鉱山からの排水に含まれるカドニウムなどによる金属イオンを含む水が原因となったり 工場からのメチル水銀を含む排水が原因となったり 同じく工場から大気に排出される亜硫酸ガス(は水と反応すると硫酸になります)により ぜんそく患者が発生したり。 こういった公害の被害者の多くは、たまたまそこに根付いて暮らし そこで稲作を行ったり、ずっと昔から漁師として働いていたりするだけの ごくごく当たり前に暮らしている、本当に普通の人。 何を知らされることもなく、いつの間にか命を奪ったり、死ぬまで苦しむような病に 体をすっかり蝕まれていたりする。 さらには、きちんとした工場で製品として作られた食用油にPCBが混入し、それを多くの人が(もちろん何も知らずに)口にしていた、という事件さえ起きている。(ちなみに症状の主原因はPCBよりもPCDFだということが後で判明するのだが) これらに対する加害者である企業、国民の安全を守る義務のある国、そして被害者をめぐる補償問題や認定問題は未だに完全解決していないものも少なくない。 単に、中国の公害問題を嘆いたりするだけはない責任感と危機感を、「公害先進国」として そして、むしろ、けして他人ごとでない問題としての認識を、日本という国として持っていないといけないのかな、と。 血液製剤による肝炎患者、一転一律救済へ 広義としての公害に、薬害も含まれるそうだが、しかし病気を治すためにいく病院で 病気にさせられるという事件。舞台はほかでもない日本だ。 ミドリ十字(今は吸収されて別の会社だが)という会社について知ってしまうと この問題や薬害エイズ問題について、何かの「闇」を想像してしまうのだけど それはともかくとして、何も知らされないまま投与された薬のためにエイズウイルスや肝炎ウイルスに感染し、しかもその事実すら隠蔽されていたという事実が つい最近の日本で行われていたということには、かなりの恐怖と、そして怒りを覚えるべきだろう。 で、薬といえばミッチェル・レポート・・・、と、無理やり話題をループしてみたり。 さて、寝よ... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.01.10 00:27:49
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