小菅村の掛け軸畑の穀類栽培
小菅村の昔ながらのこんにゃく作り。掛け軸畑と呼ばれる急傾斜地(畑と家屋が長く繋がる細い私有地)にこんやくを植え、落ち葉と共にすき込むライ麦を併せて植える。根が深いライ麦が傾斜地の土落下を防いでいる。斜度は35度、飯田市の下栗集落に匹敵する急傾斜で、下方から耕すしか方法は無さそう。手作り生こんやくも昔ながらの製法、出来たての生こんやくを木下さんにご馳走に成った。水田が殆どない小管村では、雑穀を含む多くの穀類が栽培されて、橋立地区の急傾斜地にはこんにゃくを始め、青大豆、蕎麦の栽培も。集落の八幡神社の神楽舞台を借りて、青大豆、蕎麦の実の取り出し作業が行われていた。小菅村の傾斜地は陽当たりも良く、急傾斜地故冷気は下に流れ、斜面が凍ることが無いために、群馬県の昭和村とは異なり、こんにゃくは冬場も土中に残されるが、こんにゃく蔵は残されていた。