ほんでのぉ～

夕べ息子が空手の稽古に行っている間、テレビを見ながら墨磨りしてました。
墨磨りを始めると、必ず興味深々で寄ってくる娘。

「わぁ～、いい匂いしてきたぁ～！」
子供にも分るんですね～。
「あゆちんねぇ～、墨の匂いだぁ～～～いすきっ！」と続く。

「お母さんがね、習字の学校に行ってた時、先生に『墨磨りが嫌なら、お習字は辞めなさい』って言われたんやよ～」
「へ？？　子供の時もずっと墨磨ってたんかぁ？」
「ううん、子供の時はずっと墨汁で、お習字ばっかりの学校では墨磨りしてたよ」
「うわ・・・」ため息にも似たような、絶句のような声。

「墨の匂いが嫌いな人だったら、まず字は上手くならないかもね～」そう言うと
「あゆちん、墨の匂いだ～～～いすき♪」ともう一度言うのでした。