美女入門

　　　先日の日記に書かせていただいたスッゴク素敵な年下の美青年。
　　
　　　あんまり彼が素敵なのでついつい彼のことだけを書いてしまいましたが。

　　　実はこの時、彼は同じ会社の同僚達、３人と私の職場に来ていたのでした。


　　　彼らが本来の会社に戻りもう１週間が過ぎるのですが・・・

　　　時々、色々と彼らに質問をしなくてはならない事態が起こり
　　　頻繁に連絡を取っています。


　　　あくまでも業務上のビジネスライクなことばかりなのですが。
　　　時には近況を交えたメールを送ることも。


　　　しかし、相手に連絡をするときに誰を選ぶのか・・・

　　というと、絶対に美しい彼ではなくって、一緒にきていた内の
　　１人のＡさんなんですよね。


　　　Ａさんは、いわゆる「美青年」とはかけ離れたタイプのゴリラ顔。

　　　気は優しくて力持ち・・・という感じのゴッツくてシャイで誠実そうな人。

　　　そして思いっきり「人畜無害タイプ」　　　



　　　私は、あの美青年君を意識するあまり、どうしても美青年君に
　　　連絡出来ないので、Ａさんに連絡をしてしまうんですが・・・


　　　周りの同僚達をこっそり観察していたら。


　　誰も彼もが電話をする時にはそろってＡさんを呼び出すではありませんか!!!


　　　何でなのん！？？　変よ！変！


　　この３人は皆さん同様の立場であって、
　　誰を呼び出してもきっと同じ結果のハズ・・


　　　う～ん。人の心の不思議さがここに・・・

　　　試しに、今日食堂で捕まえた後輩の女子達に、軽い調子で
　　「ねえ、この間来てた３人の男性で誰が一番タイプ？」と聞いてみると・・・


　　　全員がなんと「Ａさんかな～」などと答えるではありませんか！！



　　　嘘嘘嘘！！この女子ドモはあの美青年君がいた当時、
　　　星飛馬の姉のように、じっと柱の陰から美青年君を見つめていたのに・・・


　　　オンナ同士の牽制か？？

　　　あまりに疑わしいので後から一番口が軽そうな１人に
　　　「本当はさ～みんな美青年君狙いで、Ａさんはカモフラージュ？」　

　　　と聞いてみたら。

　　　「そうみたいなんですぅ～でも私もやっぱり美青年君がいいな」だって・・・


　　　　ああ、すごい競争率。


　　　　なのに皆無関心を装うし・・・（まあ私もなんですが）


　　　　今、唐突に松坂慶子サンの結婚のことを思い出しました。

　　　　昔、絶世の美女と言われた松坂慶子さんがムサ苦しいオッサンと
　　　　結婚した時、母は「あんまりキレイだとかえってもてないのよね～」

　　　　なーんて言っていたのを思い出しました・・・


　　　　そしてその後本人が
　　　　「全然もてなくて彼が初めてプロポーズしてくれたんです」

　　　　なんて言っているのを聞いた時には、子供心にも驚いたものです。


　　　　そしてＡさんは・・・


　　　　きっと、口には出さずとも、「オレって結構もてる？」
　　　　なーんて思っちゃているのかも・・・



　　　　あああ。勘違いってこうして生まれていくんですね。

　　　　そして玉砕覚悟で勇敢にもこういう美男・美女に立ち向かってゆける
　　　　人が最後はきっと笑うのかも・・・