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カテゴリ:百花繚乱 ウニコ
デキャンタージュの目的により、デキャンタの形が変わります。若いワインを開かせる為には底が広がっているもの。古酒のおりをのぞきたいけれど、ワインがへたれないようにするものは口も小さく、底もさほど広くありません。ワインによってサービスしない間は栓をします。
長い長い前置きだったけれど、ウニコ87というワインが若いのか、熟成しきっているのかという話をしたかったのです。口で説明すると簡単なことなのですが、書くというのはまどろっこしいですね。さて、87のヴィンテージなら、古酒の扱いをすればいいのじゃないかと思われた方はまだ勉強不足です。 ワインの飲みごろを把握するのは本当に難しいです。まだ完成の日の目をみない「ランス氏とのランチ 5大シャトー」でも、飲んでいただいたのは97のヴィンテージでしたね、清子ちゃん。高額なこともありますが、実際に5大シャトーの95、96はまだ若すぎて、飲むにはもったいない。今、飲んでも確かに美味しいのですが、もっと良くなる可能性があるということです。ヴィンテージだけでは判断できないのが、ワイン。女性もそうありたいですね。 ウニコを飲んだことがないので、どのデキャンタを使うかでちょっと、迷いました。ふぐ事件もありましたしね。おりがあるのは間違いないし、空気にはふれさせたい。でも、ふだんに使っているボルドーの古酒用の口のすぼまっている背の高いデキャンタのイメージではないような気がします。偉大なワインを飲むときには、前の段階から、シュミレーションを繰り返しているのだと思います。まあ、それが楽しみなわけですが。ふふふ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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