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カテゴリ:ワイン醸造用ブドウ栽培
レインカットには問題があることは、勝沼を訪れたときに感じていました。具体的に何が問題なのかの指摘はなかったけれど、「今はやめました」というワイナリーが多かったです。わたしは走る前の馬みたいに、心がはやっていたし、それに雨量が多い長崎では、レインカットが必要なことは、専門家の方も同調されていました。進むしかなかったのです。
メーカーの方は「1日もあれば、工事は出来ます」という話だったが、とんでもない。工事には、とても時間がかかりました。支柱の穴を80センチも掘るだけで、大変な作業で、それに番線張り、ビニール張りと、相当な苦労をしました。工事がほとんど、完成してから、簡単に出来るというビニールの開け閉めが、片手間で出来る仕事ではないことも、判明しました。 そういう訳で、レインカットが完成してからも、晴れた日にははずす予定だったビニールをかけっぱなしで、10日以上が経ちました。昨日から、明日は雨がふるという天気予報で、今日の雨をとても、楽しみにしていました。可愛いブドウの苗が、雨を欲しがっていたし、それにレインカットも役にたちます。今朝、雨の音で目が覚めたときは、嬉しかったです。 ところが、自宅は街中にあるのですが、仕事場の山のほうに向かっているときに、風も強いことに気がつきました。悪い予感。しばらく走って、ブドウ畑を見上げると、レインカットのビニールを開けています。何のためのレインカット!たぶん、風にあおられるから、予防のためにビニールを外したのだろうと思いました。 甘かったです。吹き上げてくる風で、深く掘った支柱が、数本、なぎ倒されて、全体の形も変形しています。ヴィニュロンの会の男性陣は、さぞかし、がっかりすることでしょう。台風前に恐れていたことが、起こったわけです。どうする台風対策!そして、レインカットはどうやって、いつ、使えるのでしょうか。問題が山積みのブドウ栽培です。ただし、苗は無事ですので、ご安心ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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