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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:子供
昨日、恵子の銀行口座の明細が届いた。
ドイツの口座はほぼ休眠状態で、先月は2回出し入れがあっただけ。外国語大会の賞金が振り込まれていたのと、エボラ熱救済の寄付でユニセフへの送金だった。寄付をした話は聞いていなかったので、明細をみてびっくりしたが、そういう心を持っていてくれて、うれしいと思った。でも、いったい何がきっかけだったのだろう? 昨日は、私とカーシェアリングをしている人の36回目の誕生日だった。 自分の子供たちからすごく年寄り扱いされた、と言う話を聞いて、ほほえましく思うと同時に、複雑な気持ちになった。彼女の祖父母はドイツ人で、戦時中にカザフスタンに移住した。ドイツが東西統一した後に、ドイツに再び戻ってきたので、ドイツ的な考えとロシア(というか、旧ソ連)的考えを持っている人。ロシアでは、女性は19歳までに結婚するのが普通で、20歳まで未婚で残っていると、どこかに欠陥があると思われるのだそうだ。私のクラスには旧ソ連邦から移住してきた人が多いが、みんな若くして結婚して子供がいる。ドイツに子供のときに移住してきても、もともとドイツ人の家系であっても、彼女たちにしてみれば、それが普通のことなのだろう。私のクラスのママさんは、若いけどみんなしっかりしている。年齢や学歴は子育てには関係なんだなーと思う。 しかし、私のクラスメートのいとこが、30歳ですでにおばあさんになった、と言う話には、正直ひいてしまった。いとこ本人も15歳で母親になり、娘も15歳で母親になったのだそうだ。母親も娘もともに未婚の母。さすがに、ここまで来ると、彼女も否定的で、「あの親子は病んでいる!」と言っていた。 にこちゃんに、ドイツ語の教科書にのっている「家族」というタイトルの文をよんでくるの宿題がでていた。 A君Bちゃん兄弟のママが1週間出張で家にいないので、「ママがいなかったら、僕たちは家族といえない」とA君が嘆くと、Bちゃんが、「でも、友達のCちゃんには、ママがいなくて、パパと住んでいるけど、それじゃあ、Cちゃんちは家族とはいえないのか?」と疑問を呈する。すると彼らのパパが、「もちろん、CちゃんとCちゃんパパは家族だよ」という。簡単にいえば、いろいろな家族の形がでてきて、どんな形でも家族だよ、という内容だった。おばあさんとママと住んでいる子、両親がいなくておばあちゃんとおじいちゃんと住んでいる子、それも家族、と言うのは理解できる。しかし、最後に「DちゃんとE君にはパパが二人、ママが二人いるよ」と言う話になり、「もちろんそれも家族だ」とパパが肯定するのだが、そうなると複雑すぎる。いろいろな家族の形態があると説明するのはいいが、なんだかやりすぎなような気もした。 こんな内容の話が日本の国語の教科書にのっていたら、絶対にどこからかクレームが来ると思う。 この話を何の違和感もなく受け入れるドイツには、よほどパッチワークファミリーが多いのだろうと想像できる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年11月21日 03時04分48秒
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