ドイツでマルチリンガルを育てる

2015/05/25(月)17:55

ユーロビジョン・ソング・コンテスト

昨日は、恵子と連絡が一日つかなかった。 メッセージを送っても既読マークすらついていなかった。 せっかくの3連休なのに、何をしているのかな?と心配だった。 午前1時過ぎにようやく返信がきた。 「今日は、クラスメートと音楽の練習をして、その後、WGの子に誘われて、ユーロビジョン・ソングコンテストを一緒にみてて、今帰ってきたばかり」という内容だった。 恵子の趣味の一つが音楽。家にいるときはよくピアノを弾いている。WG(寮)にはピアノがないので、部屋でバイオリンを弾いているぐらい。本当は大学のオーケストラに入りたかったのだが、入部試験に落ちて、入れなかった。恵子と同じ学科に、やはりバイオリンを弾いていて、オーケストラの入部試験に落ちた子がいる。そのほかに、チェロを弾いている子がいて、昨日は、その3人で集まってモーツアルトを一緒に練習したそうだ。バイオリンの子は、本当は自分で指揮をしたいそうで、かねてから恵子に、「団員を自分たちで募って、新しくオーケストラを作らないか?」と話していたそうだ。まずは、自分たちだけで、モーツアルトの作品を練習しないか?と声をかけられたそうだ。その子は、お母さんがドイツの音楽学校の理事長で、お姉さんはTonmeisterという職業で、レコーディング関係の仕事をしているそうだ。つまり音楽一家。彼自身もものすごくモーツアルトに詳しくて、昨日は3時間半もみっちり練習をしたそうだ。ここはこう弾いた方がいい、とか、ものすごく細かく指示された、彼は本当にすごい人だ、と言っていた。一緒に音楽を楽しめる人が身近にいて良かったなーと思う。 その後WGの子に誘われて、その子の友達の家に行って、一緒にテレビでユーロビジョンソングコンテストを見たそうだ。全く知らない人の家だったのだが、30人ぐらい来ていたそうで、みんなでわいわい言いながらみていたそうだ。 恵子に言われて、どんな番組だったんだろうとYouTubeで私も見てみた。 イタリアのトリオはすごいなーと思った。 1位はスウェーデン、2位はロシア、3位がイタリアだった。 スウェーデンの人は、歌よりは、エフェクト効果で人々の心を掴んだ感じがしたが、それほどものすごいエフェクトとも思わなかった。 イタリア、スペイン、フランスの人は自国の言葉で歌っていたが、そのほかは2-3カ国をのぞいて、みんな英語で歌っていた。やっぱり英語で歌わないと、大衆にアピールしづらいのだろうか? 自国の言葉で歌えばいいのに、と思った。 私自身はこの番組を何時間にも渡ってテレビで見ようとは思わないが、学生がみんなで集ってあーだこーだ言いながら見るのは面白いだろうな、と思った。 恵子は勉強ばかりのつまらない生活をしているのではないだろうか、と心配なので、こういう話を聞くと、あーよかった、と思ってしまう。

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