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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:職業再訓練
今日は朝一で学校の研修担当者に電話をした。社長とどんな話をしたか気になって仕方がなかったからだ。
担当者は「心配する必要はないわよ。あなたたちがクレームをつけているなんて言ってないわ。生徒がお世話になっている研修先にはたまに電話をして様子をうかがっているの。あなたの社長と電話で話したのもこれが最初じゃないのよ。でも社長はいつもあなたのことは褒めているわよ。もちろんドイツ語ができないという難点はあるけど、それはもともとわかったうえで受け入れたわけで、問題ないって言ってくれているわ。このままいけば、研修終了後に受け入れるつもりみたいよ。だから心配しないで。」と話してくれた。「FrauXXX(メリちゃん)には言わないでほしいのだけど、彼女のことはあまりよく思ってなくて、二人の間には確かに問題があると思う。月曜日は主にその二人の溝を埋めるための話し合いになると思う。」と担当者は付け加えた。 正午過ぎにメリちゃんから電話があった。メリちゃんも学校の研修担当者に電話をしたといっていた。「とにかく私はもうここをやめることは決めているの。そのことを担当者に話したら、研修の途中で事務所を変わることは簡単なことではないから、お互いの溝を埋めて事務所に残る方向で考えたほうがいいって説得されたよ。でも私の意志は変わらない。」と言った。 私には社長とメリちゃんのウマが合わないようには全くみえない。私とよりも二人はよっぽどコミュニケーションが取れている。メリちゃんは本当に愛嬌があって社交的で誰からも好かれるタイプ。気遣いもできるし、事務経験も豊富だし、こんな人を研修生として「ただで」受け入れることができて、しかもフルタイムで働いてもらえて、事務所としてはラッキーだと思う。私は社長がBさんを解雇した時も理解できなかったが、メリちゃんに不満を持つ社長の気持ちが理解できない。 メリちゃんは「私たちは人間以下の扱いしか受けていないよ。このままじゃ研修中に何も学ぶことができなくて、試験の受験資格さえ危うくなるかもしれないよ。私は職業研修を受けたことがあるけど、こんなのは研修とは言えないよ。絶対にここから出たほうがいい」と私にも勧める。 学校の研修担当者は「FrauOOOを覚えている?彼女は研修先にすごく満足していて、社長との関係もすごくよかったのよ。でも、結局は最後の最後で関係が崩れいいオファーがもらえなくて、彼女はそこをやめて、結局今は別の事務所で働いているの。最初から最後まで研修先に満足している人は少数よ。特に税理士という人たちは会社で誰かの下で働いた経験がなくて、事務員の気持ちがわからない人が多いの。特殊な人たちだと思ったほうがいいわ。」とアドバイスをくれた。 今の私にできることは、ドイツ語力を少しでも上げることと専門知識を身につけること。とにかく研修は「資格試験を受けるための便宜上」籍を置かせてもらっていると割り切り、試験合格に向けて頑張るのみ。とにかくいい成績で合格することが至上命令と肝に銘じ、月曜日の話し合いでは、事務所への不満ではなく、試験への不安を訴えることにしようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年08月25日 13時21分06秒
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