ドイツでマルチリンガルを育てる

2017/03/18(土)04:49

保護者会

子供(840)

昨日保護者会があった。 テーマは自転車検定と性教育と遠足について。 4年生の3クラス合同で行われた。 教室の前に3クラスの担任が立って保護者を出迎えていた。ニコちゃんの担任とはもちろん顔見知りだが、隣のクラスの先生も良くして知っている人。恵子の担任だった人で、「ハロー、XXさん」と声をかけてくれた。学校でもニコちゃんに「恵は元気?今どこで何をしているの?」とよく話しかけてくれるらしい。その度に「スイスにいるけど何をしているか知らない」と言ってるそうだ。 まずは交通課の警察官が自転車検定の説明をした。自転車検定は4年生のときに必ず行われる。恵子の時は自転車検定の意味がよくわかってなかった。当時うちには12インチ、16インチ、20インチの自転車があった。3つもあるので、更に買おうとは思ってなかった。恵子は20インチの自転車で自転車検定に参加したのだが、「こんな小さい自転車に乗っているのは私だけだった。」と言った。淡々と事実を述べていただけで、愚痴や恨み口調ではなかったので、特に気にもとめなかったが、今思い返すとかわいそうなことをしたなーと思う。賢浩の時は、恵子の二の舞いをさせないように、中古ではあるが24インチの自転車を購入し、それで検定は受けた。 ニコちゃんの場合は、去年のクリスマスに26インチのマウンテンバイクをプレゼントした。ピカピカのカッコいい自転車。恵子に比べて随分恵まれていると思う。それなのに、「家族で自分専用のスマホやPCを持っていないのは僕だけ。不公平だ。」と文句ばっかり言っている。 警察官が帰った後、性教育授業にテーマが移った。 恵子や賢浩のときも保護者会でそういう話になったと思うのだが、最近は必ずパワーポイントで要点をスクリーンに映し出し、文字としても情報が入ってくるので私には理解しやすい。 「性教育授業をすることは学校法で義務付けられている。また親も子供に授業を受けさせる義務を負っている」と初めに前置きがあった。続いて、なぜ必要なのか、どういうことを授業で扱うのかという説明があった。最後に授業で使うDVDの鑑賞会。「僕はどこから来たの?」というタイトルのアニメで30分もあった。少なくとも大人が見るにはつまらないDVDだった。保護者会は夜7時半から開始だったが子供を連れてきている人もいた。小4向けのDVDだけど、小1ぐらいのお子さんを連れてきていた人はどう思ったんだろう?と気になった。 合同保護者会の後、クラスごとに分かれて連絡事項の伝達などがあった。 保護者会の後、先生に火曜日のことを聞いてみた。 「火曜日にニコは1時間も遅れて家に帰ってきました。理由を聞くと、先生に怒られて、先生が親に電話をしたのではないかと思って、家に帰ったらママに怒られると思ったからだといいました。一体ニコは何をしたのでしょうか?」と聞いた。先生は「火曜日?もしかしてD君に関係有ることですか?」と言った。「D君が先生の悪口を言って、みんなはそれを聞いたと証言しているのに、ニコだけはD君はそんなこと言っていないといったので、騙すな、と言われたらしいのですが・・・」と聞くと、先生は「ニコは何にも悪いことしていませんし、私もニコのことは怒ってませんよ。誤解があったのかもしれませんね。ニコは問題ないですよ。」と言った。 私はわけがわからなくなった。これもニコちゃんの創作で、別の理由で1時間も家に帰ってこなかったのだろうか??あの涙は芝居だったのだろうか??家に帰ってニコちゃんを問いただしたら「本当に先生に怒られて、ママに電話で報告されたと思ったんだよ」と言ったが、もう本当にニコちゃんを信じられない。 最近ニコちゃんはD君ともよく遊ぶようになった。 月曜日と金曜日は学校の「Hausaufgabebetruung」で宿題をしている。基本的に自由参加だが、D君は行けと学校側から指示されているらしい。ニコちゃんは、アメリカの義姉たちに家庭教師をつけろと言われ、それなら学校に行って宿題をする、という妥協案を出して、ここ1ヶ月ほど参加している。 月曜日と金曜日はD君がうちに迎えに来て、一緒に行ってるらしい。終わった後は一緒に遊ぶことも多い。私は丸一日仕事なので、ニコちゃんがどこで誰と何をしているのか把握のしようがない。 しかしD君は今週に入って、担任の悪口を言いたい放題で、かなり問題児扱いされているようだ。 悪口も、バカ、カバ、ちんどん屋!というレベルではなく、もっと汚い言葉らしい。 先生はD君が悪口を言っていたら先生に報告するように、とみんなに言ったそうだ。 「今日、D君は先生のことを、ホモセクシャル2017って言ってた。だから先生に伝えた。」と言った。ちなみに先生は女性でそんな悪口、まともに取り上げるほうがつかれると思うのだけど、「Fワード」を連発するのは目に余る行為で、学校も厳重に注意しているようだ。 そもそも全部ニコちゃんから聞いた話なので、どこまで信じられるのかわからないが、D君の言葉の暴力がすごいというのは担任も認めていた。 D君はニコちゃんとは幼稚園時代からのクラスメート。 ニコちゃんの幼稚園のクラスメートで一緒に卒園した子は全部で8人。そのうち2人は小学校に入学しないで、補習学級に行った。ニコちゃんの幼稚園のクラスメートでニコちゃんの1年前に卒園した2人が小1で同じクラスになった。小1の途中でもう一人1年前に卒園した子が2年生から落第してきた。その後2人が小1で留年。一人が小2の終わりに特別学校に転校。小3の途中で一人が小2に落第。 ニコちゃんの1年前に卒園した子でニコちゃんと小1のときにクラスメートになった男の子がいるが、彼は幼稚園卒園後、補習学級に行った。1年遅れて小1になったので、ニコちゃんと同じクラスになったわけだ。彼は小2に進級せず小1に留年。だから今小3のはずが、最近また落第したそうで、今は小2のクラスにいる。彼は2005年生まれなので、既に11歳。小2は6歳から8歳が標準だと思う。小学校でも落第や留年がおかしくないとしても、こういう状況ってどうなんだろう?ギムナジウムでは同じ学年を繰り返せるチャンスは1度だけ。小学校もそうなのだろうか?小学校4年間を8年かけて卒業ってありなんだろうか? D君やS君も含め、ニコちゃんの幼稚園時代のクラスメートって、びっくりする子が多い。もしかしてニコちゃんも他所の家でびっくりされている一人だったらどうしよう・・・

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