ドイツでマルチリンガルを育てる

2017/12/07(木)06:31

ニコラウス

子供(840)

今日はニコラウスの日。 前日子どもたちは寝る前にブーツを磨いておいておくと、いい子の家には夜ニコラウスが来てお菓子をおいていってくれる・・・という風習。にこちゃんは昨日の朝「今日は僕靴を磨かなきゃ。だってニコラウスが来るからね」と張り切っていた。私は昼休みを利用してニコラウスの代理として町に買い物に行って、お菓子と文房具を買った。 今日は英単語テストの日だったので、昨日は1時間早退して、にこちゃんと16時半から17時半までの1時間一緒に勉強しようと一方的に約束を取り付けた。にこちゃんは今は卓球クラブにはいっていて、火曜日と木曜日の18時から19時半は練習に行ってしまう。帰ってくるのが20時頃で、クタクタで勉強どころではないから、行く前しか時間がない。普段は私が帰宅するのとほぼすれ違いに出かけてしまうので、昨日は早退することにした。 にこちゃんは家にはいたものの、やる気ゼロ。「眠い。疲れた」とばかりいって、あくびを連発。ぜんぜん勉強する態勢ではなかった。私が帰ってる少し前まで友だちと遊んでいたようだ。それで疲れて勉強できないなんて、腹が立ってきて、「眠いなら寝てもいい。勝手にしろ。その代わり起こさない。」と怒鳴ってしまった。にこちゃんはブーツも磨かずにそのまま朝までソファーでねてしまった。 もちろんニコラウスはうちには来なかった。 朝起きてにこちゃんはニコラウスが来ていないことを残念がった。「ブーツも磨いていない子の家にニコラウスが来るわけがない」と私が言うと、「僕は昨日学校から帰ってきてから石鹸を使ってブーツを洗ったよ。磨いて損した。」と怒っていた。私自身昨日はすごく腹を立てていて「絶対にやるものか!」と思っていたのでにこちゃんの靴の状態までチェックしなかった。 今朝はいつもより10分ほど早く職場についた。社長がダンボールを抱えて3階から降りてきた。挨拶をして私は自分の部屋にはいった。Mさんはいつも朝来るのが早く、来ると全部の部屋の窓を開けて換気をする。私は自分の部屋の窓を閉めていたら、社長がはいってきてみんなの机にチョコレートをおいた。段ボール箱の中には全員分のチョコが入っていたんだと気付いた。かわいらしくラッピングしてあり、すごく嬉しかった。それと同時に、にこちゃんに何もあげなかったことを後悔した。悪い子であっても、罰としてあげない、ということは大人気なかったと思う。昨日買ったプレゼントは今日の夜に靴の隣においておこうと思う。 今朝賢浩からメッセージが来ていることに気付いた。先日行われたAbiturの数学のプレテストで「1」をとったという証拠の写真付きだった。本番と同じスタイルでするので3時間か4時間もかかる長丁場のテストだったらしいが、この成績は立派。2年前の彼からは想像できない結果だ。 にこちゃんもこんな風にいつかは困ったちゃんから脱皮してくれるのだろうか? 全く想像できない。

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