ゆるやかな日常のなかで 教師たちの親睦会 その2
さてと親睦会が始まったわけだがとはいえやはりはたから見れば飲み会といったほうがいいなその様子を少し見てみると連城「よし夏日先生早速食べ比べ競争始めますよ」といきなり言う夏日「よしいいだろうこういうのは腹減っているうちにやらないと」というと陽「食べ比べするのか」というと夏日「大丈夫飲み比べ勝負も受けて立つから」という夏日に対し陽「いやそういうことじゃ」といっていると紅葉「あなたたちそういう無茶はしたらだめですよ」紅葉は校医としての立場からそういう夏日「紅葉ちゃんそういう硬いこといわないの今日は親睦会なんだから」と夏日はいう連城「一応春日先生との勝負もあるなら食べ比べより早食いにしましょうか」と連城が言いだすと夏日「構わないがお前は私に勝てたことなどないだろ」と夏日が言うと連城「いいましたね昔のおれと一緒にしてもらったら困りますよ」と連城は闘志を燃やすと夏日「だったら試してやる」というのだった紅葉「全く」陽「いいじゃないか」そして雪花「それじゃあ早食い勝負何でやりますか」というと陽「ここに唐揚げがある唐揚げ10個先に食べたほうが勝ちということでどうだ」といって陽が言うちなみに大きさは普通より大きくこの量は結構なものだ連城「いいですよ俺唐揚げ好きですから」夏日「異論はない」そして雪花「よーい ドン」開始の合図と同時に 連城「うおおお」夏日「いただきます」両者いっせいにスタートしたその時の様子連城は一つ一つを一口で口に入れ少し噛んでから飲みこんでいた早食い勝負だから早く食べ終わらなければならないのだがこの食べ方は体に悪いとだけ言っておくだが必死の連城の食べる速さは結構なものだった連城(これなら夏日先生に勝てる)と連城は思っていたが連城が9個目を口に入れた瞬間雪花「夏日先生の勝ち」と雪花が言った連城「ふぁに ほんなふぁふぁな」陽「連城先生食べながらしゃべってもわかりませんよ」陽がつっこむその夏日のほうを見てみると確かに皿には残っていなかったそして夏日先生は今何かを食べている様子はない確かに夏日の勝ちだ連城「くそっ負けたかだけど俺だって9個目までいったんだあと少しで」といっていると紅葉「しかし夏日先生の食べ方はすごかったですね」と紅葉はいう雪花「どういう風にですか確かに早かったですけど」というと紅葉「食べる早さもですが食べ方もきちんとしていました一つ一つをしっかり良く噛んでいましたし」という紅葉陽「それ本当なの」というと紅葉「ええしっかり30回以上噛んでいました」夏日「物を食べるときは昔から最低でもそれぐらいは噛んで食べろと言われてたから」という夏日連城「俺の完敗だ」連城は無茶食いをして負けたのに対し夏日はきちんとした食べ方で連城に勝ったわけだはっきり言って勝負になっていないな早食い対決が終わったものの親睦会は当然まだ続く