初地蔵
先日(21日)は『初大師』でしたが、今日は初地蔵です。毎月24日が地蔵菩薩の縁日で、新年初の縁日なので『初地蔵』なのだそうです。一般に『お地蔵さん』と呼ばれる地蔵菩薩は、苦悩の人々を慈悲の心で包み込み救ってくれるという信仰があるそうです。地獄での責め苦から救ってくれるという信仰も立ち、賽の河原で獄卒に責められる子供を守ってくれる事から子供の守り神として根付いたようです。親よりも先に世を去った幼い子供は親孝行の功徳を積んでいないので、三途の川を渡れずに賽の河原で鬼にいじめられながら石の塔婆を永遠に続けるとされ、地蔵菩薩は賽の河原に行って鬼から子供を守り、仏法や経文を聞かせて徳を与えて成仏の道を開いてくれるのだそうです。地蔵菩薩は弱い立場の人間を救ってくれる事で絶大な信仰を集めているらしいです。かっこいいね。私的には、お地蔵さんというと道ばたにいるというイメージですが、地蔵菩薩の梵名がクシティ(大地)ガルバ(胎内)な事から『道祖神』と重なって町の結界の守護神として石像が置かれる様になったようです。結界だったなんて、初めて知りました。いろんな信仰があるけど、お地蔵さんって一番身近な気がするなぁ~。いろんな所にいるし。何か愛着があるんですよね、あの姿って。たまに、何かコワいお地蔵さんとかもいるけど。あれ、何なんですかね?別に仏教信仰があるわけじゃないんだけど、やっぱり日本の暦を見ていくとハズせないわけで。しかも、意外と調べていくと『へぇ~』って事もあったりして面白い。奥が深いっス。