春休みに近いこともあってか、今日は『ワンピース』と『ケロロ軍曹』の映画版も公開日。
おまけにファースト・デイだったので、意外と混んでました。（まぁ、エヴァの比ぢゃないけどね。あの日は異常だった。）

で、私達はライラの冒険　黄金の羅針盤を観ました。
話題作で、今日が初日、おまけにファースト・デイって事で結構混んでましたね。
そのせいじゃないと思うんだけど、劇場内が暑くてねぇ。ちょっと参りました…。


面白かったですよ！
前評判は良くなかったみたいだけど、私は十分に楽しめました♪

元が児童文学なので、話がすんなり行き過ぎ？って感じはあるけど許せる範囲です。
それよりも、冒険モノだからしょーがないのかもしれないが、移動のシーンが多すぎる気がしました。
ストーリー的にも別に『よしっ！行くぞ！GO！』ってわけでもないのに、何故か大げさな航海のパノラマシーン。
壮大感を出すためのシーンって事なのかなぁ？ちょっと無駄な気がしました。

その他は、ありがちな大げさな音楽使いも無く、思わず微笑んでしまう様な茶目っ気を織り交ぜての良質なファンタジーだと思いましたよ。

特に私が気に入ったのがデザインの素晴らしさでした。
背景から小道具、衣装に至るまでデザインがめっちゃ好みのモノばかりでした。
アメリカ映画だけど、原作がイギリスでスタッフやキャストにもイギリス人が多いってところで、いわゆるハリウッド大作とはひと味違った印象なのかな？
このデザインを楽しむためにも、是非スクリーンで観る事をおススメします！


さすがにちょっと年を感じるようになってきたかなぁ？って感じのニコール・キッドマン。
ダンナは、まだまだ大丈夫って言ってましたが。
光の加減でか、瞳がエメラルドというかコバルトというか、ターコイズみたいな深～い色になる時があるんですね。こんな色？
思わず『うわぁ～…』と見とれてしまいました。魔性の目です。

そして、これがデビューとは思えない主役のライラ役ダコタ・ブルー・リチャーズちゃん。
可愛かった！
冒頭の遊び回る元気なシーンから、お食事用に身なりを整えた途端に急に大人びてキレイになるあたり、『外国人は違うなぁ～』と思ってしまった。
でも、申し訳ないんだけど、たまに元DARKNESSのvo.ジャスティンと同じ系統の顔だなぁ～とも思ってしまって…。苦笑。

個人的にはユキヒョウよりも黒豹が似合いそうなダニエル・クレイグ。（キャストの大トリなのね。）
雪山でのアクションシーンは『やっぱり007だ…』と思ってしまいました。

今回、ちょっとお気に入りだったのが、ライラの友達ビリー役の男の子。
目がとってもキレイで、子供ながらに私の好みの顔でした♪
『早くダイモンを取り戻してあげてぇ～っ！』

声の出演では、イオレクの声がイアン・マッケランでしたね。
重厚感のある声で、ウオォ～っ！って雄叫びとの違和感もありませんでした。さすが。
今回、字幕版で観たんですが、吹き替え版では緒形拳だったようで。どーなんでしょう？
予告でチラッと聞いたら何だか違和感アリっぽかったので（パンが成海璃子だし）止めました。

そうそう。そのパンことパンタライモンの声。
フレディ・ハイモアって誰だっけ？と思ったらチャリチョコのチャーリー君（いつまで言われるんだろう？）でした！
自然でとても良かったですよ。
成海璃子ってどーなの？と思うくらい、しっかり出来上がってました。


３部作の第一話なので、当然解決しない事があります。
めっちゃ『つづく！』って感じで終わります。
でも、導入としてはイイ感じだと思いましたよ。
次作がいかにもの『途中経過』で終わらないようにしてほしいと願います。（Ｈポッターさんみたいにね）