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★朝一番から、車で40分離れたお客のところまで集金に行くコトになった。
『移動時間は一銭の粗利も生まない』 『車で長時間移動すると仕事をした気分になる』 との、ランチェスターの教えで、最近は自転車で回れる 距離の顧客を重点としてきたが、新人時代からお世話になった親父の、 『集金に来い』の一言では仕方あるまい。 今の俺にとって、40分間は貴重な時間。 だから、移動距離も大切な勉強時間。 なので、斎藤一人さんのテープを聞くことにした。 颯爽とトヨタサクシードのドアを開け、コートを助手席に投げ、マルボロに火をつけ、アクセルを踏んだ。 斎藤さんのありがたいテープをカーステレオに、差し込み、差し込み、 差し込めない!!!! そうだ、この車にはカーステレオがなかったんだ(T_T) 出た、出ました、「THE 暇人」 仕方あるまい、1179毎日放送を聞き、のんびりドライブだ。 ラジオからは、菊水丸の声が聞こえる。 ぼーっと聞くが、なかなか、面白い。 いいぞ、いいぞ、毎日放送。 すると、菊水丸が曲紹介を始めた、 ちあきなおみの「喝采」だ。 我々の世代でちあきなおみというと、コロッケのものまねしか思い出さない。顔は何となくわかるが、歌っている姿はみたことがない。 いつものように 幕があき 恋の歌うたう私に 届いた報(しら)せは 黒いふちどりが ありました あれは三年前 止めるあなた駅に残し 動きはじめた汽車に ひとり飛び乗った ひなびた町の 昼下がり 教会の前に たたずみ 喪服の わたしは 祈る言葉さえ なくしてた 何だかわからないけど、実際には見たことがない、ちあきなおみが歌っている情景が浮かんだ。凄いリアルさを感じる歌詞だ。 あとで会社の上司に聞くと実際にあった話を歌にしたとか、 しかも、歌詞の舞台の墓があるのは、ここ「岡山」だとか。。。 人の心に残ったり、感動させたり、共感を得たりできるのは、自分が見える言葉、触れれる言葉のほうが響きやすい。 例えば、「あなたはどんな性格ですか?」と聞かれ答える時、 私は「おっちょこちょい」です。 と、言うよりも、 私は「コーヒーをパソコンにぶちまけて3台も駄目にしたくらい、おっちょこちょいな正確です」と言った方が伝わりやすい。 コーヒーもパソコンも見えるし、触れる。 しかし、 おっちょこちょいは触れないし、見えない。 見える言葉で、触れる言葉で、 話す、書くということがより人の心に響く。 カーラジオから流れる「喝采」を聞いて、何故かそう思った。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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