2005/01/29(土)09:51
冬安居(とうあんご)
冬安居(とうあんご)【雪安居】《季 冬》
【冬安居】冬、陰暦一〇月一六日から翌年一月一五日まで、主に禅宗で行う安居。夏安居(げあんご)に対していう。雪(ゆき)安居。
【安居】〔仏〕〔梵 varika 雨期の意。インドの夏は雨期で、僧がその間外出すると草木虫などを踏み殺すおそれがあるとして寺などにこもって修行した雨安居に始まる〕(三省堂「大辞林」第二版より)
雪わたり
名作、宮沢賢治の「雪わたり」が幻想的な絵によってよみがえります。
雪の野原で、幼い兄妹がこぎつねにつれられ幻灯会へ
たのしいこと、うれしいこと、不安、おどろき。
素直に感じる子どもの世界がここにあります。
色彩を多く使わない黒と白の世界がなんとも美しい1冊です。
山寺に老僧一人冬安居 吉田伝治
人目も草も枯れてしまうという冬という季節に山寺では老僧が一人きり。
ゆっくりと流れ行く時間と静けさの中に張り詰めた空気が伝わってきます。(秋桜歳時記)