祈り
FAITHでてい購読している雑誌「智知」に, 京都府立医科大学教授の棚次正和さんと, 筑波大学名誉教授の村上和雄さんの対談が載っていました。棚次教授の研究のひとつに「祈りと遺伝子の関係」というテーマがあるそうです。ハーバード大学やコロンビア大学では,本格的に「祈り」をテーマに研究がすすめられているそうです。アメリカの東海岸から西海岸にいる患者さんに向かって「祈り」を送るという実験も行われました。そして,研究の結果,明らかに,「祈り」の効果が出たそうです。今回の震災で,この東北にいったいどれくらいの「祈り」のエネルギーが届いたでしょう?そう考えると,今こうして東北に身を置いていることに感謝の気持ちさえ湧いてきます。確かに届いているという感覚も,身を持って感じます。また,「いのり」の本来の意味として,大和言葉の語源からのお話もされていました。「い」=「命」「のり」=「祝詞(のりと)」=「宣言」そして,棚次教授は,「生きていることをはっきりと自覚して生きる」と理解しているそうです。「自分と他人,あるいは人間と自然といった区別が消えてしまうような,すべては命というものでつながっていることを実感できるような心の状態。」それが「いのり」だとも。まさに同感です。私たちは世界各国から,たくさんの「祈り」を受け取って,自分たちがここに生きていることをはっきりと自覚することができました。たくさんの命が,祈りを通して繋がっている。そんなことを感じます。おっしーが作った曲「祈り」を思い出し,口ずさんでしまうね!