惨事
モスクワで大きな事故が起こりました。築30年の古い市場の屋根が落ちて60人以上の人が亡くなっています(もっと増えるかもしれません)。日本でも報道されたので、ご存知の方も多いと思いますが、ドーム型の丸い建物の屋根半分が落ちてぺしゃんこ。まるで誰かに踏まれたハンバーガーのようです・・・。早朝の出来事だったのですが、市場なのでたくさんの人が仕事の準備に来ていたようです。ロシアの新聞にも書いてありましたが、もしこれが昼間のお客さんがたくさんいる時間帯だったら、もっと悲惨なことになっていたでしょう。。。実は私、カチューシャこの市場に行ったことあるんです(何回も)。もうだいぶ前のことなんでけどね。ただ今でも中の様子とかよく覚えています。入っていた食料品店のおばちゃんがすごく親切だったんだけど、彼女は大丈夫だったのだろうか・・・。このブログのタイトルにもあるとおり、私はモスクワのいろんなところへお買い物に行くのが好きで、特にこういう庶民が日常的に利用する市場がお気に入りなんです。モスクワには(というかロシアには)こういう感じの市場ってたくさんあるんですよ。もし建築構造上のミスとか老朽化が原因だったら、他の市場も危ないってことになる。先日、友人と話していたときに話題となったのですが、今ロシアは石油とガスで儲けていてお金が余っているはずなのに、なんかそれが庶民生活に反映されていない、と。モスクワの街は今どんどんきれいになっているけど、屋根落ち事故は去年も起きているし(去年の場合は最新式のアクアパークでしたが)、こういう本質的な部分こそもっと手をいれてほしいとつくづく思いました。