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カテゴリ:本メイン
辻村深月さんを読むのはこれが初めて。 タイトルや裏表紙の感じからミステリを想像していたけれど これはミステリ??じゃないよね; んー。ある意味ミステリーではあるけれど・・・。 「スロウハイツ」の個性的な住人達。それに関わってくる人達。 話の展開。それぞれの人物像。謎・・・・。 とっても読みやすい。だけどそう単純でもなさそう。 上巻途中から少しづつ謎が深まったり解けたりしながら話しは進み・・・。 下巻をワクワクしながら開いていた。 スロウハイツの神様(下) 下巻。それぞれに深い部分が出てきて興味深く読めた。 主人公「赤羽環」と「チヨダ・コーキ」 2人のそれぞれの話がとても好きだ。 画家や映画監督・・・クリエイターの卵だった彼ら。皆が成長してる。 それとともに、謎、ちょっと切ない謎も解けてゆき。 「ついてしまった傷を磨き、汚れを落とし、どれだけ注意深く扱っても それでも尚、残るものがきっとある。 他人には見えない場所でそれは静かに増え刻まれていくのだ」 これはあるモノに対する言葉なのだけど・・・。印象深い。忘れられない。 生きてくってこんなふうだなと自分は思う。 ラストまでじっくり楽しめる。楽しかった、面白かった。とても良かった。 辻村作品、また色々と読んでみようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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