パイン材とは
松の木を加工して作られる木材のことを指します。マツとして知られる木には世界中に50種類以上があり、日本以外の地域でもさまざまな木材が使われています。その中でも、主に北米で生産されたマツを加工した木材を一般的には**パイン材**と呼ぶことが一般的です。
特徴
パイン材は熱を伝導しにくい性質を持っているため、冬においても冷たさを感じにくい特性があります。 パイン材はフローリングとして使用すると、冬でも裸足で快適に過ごせるほど熱の伝導率が低い木材です。 家具の中でもテーブルなど、日常的に触れるものにパイン材を使用すると、冬でも冷たさを感じず快適に過ごすことができます。
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パイン無垢材
無垢材は美しい木目や木の本来の色味を楽しむことができる素材であり、熱伝導率が低いため、暑い季節でも床に寝転がっても熱がこもりにくい特徴があります。これにより、ひんやり感じることができます。さらに、寒い季節でも床が冷たくなりにくいため、素足でも快適に過ごすことができます。
また、無垢材は湿度が高いときには湿気を吸収し、湿度が低いときには吸収した水分を放出してくれるため、じめじめした季節でも快適に過ごすことができます。
無垢材のフローリングのデメリットは高価であることや、木材の水分量による膨張や収縮で変形や反り、ひび割れが起こりやすいことがあります。特に冬場は乾燥しやすく、そのためフローリングの間に1~2mm程度の隙間が生じることもあります。
パイン集成材
内装や家具の材料として人気があります。パイン集成材は、パインの間伐材から作られており、柔らかく加工しやすい特性を持ちながらも、無垢材よりも反りや変化が少ない利点があります。幅広いバリエーションがあり、ナチュラルな雰囲気を演出することができるため、初心者にも扱いやすい素材です。また、比較的手頃な価格で大きなサイズの木材が利用できる点も、DIY愛好家やプロにとって魅力的です。
集成材は、無垢材と比較して耐用年数が短いのは、木材ではなく接着剤の寿命が影響するためです。無垢材は天然の木だけを使用しており、その耐久性の差は集成材の欠点と言えます。
1. 植林から伐採の時期
- パイン材の原料であるマツの木は植林から約30年で大径木に成長し伐採可能。
- 他の木材に比べ短いサイクルで伐採可能。
2. 木目・香りの特徴
- パイン材の木目は節が多く、黄色に近い風合い。
- 木の温もりを感じられる温かい印象。
- 香りが強く、家具や建具で利用される。
3. 強度
- 比較的柔らかく、強度は高くない。
- 使用時には注意が必要で、補強やコーティングが必要。
4. 経年変化
- 湿度や温度の影響を受けやすく、経年変化しやすい。
- 加工後は黄色みがかったが、年数経過で褐色に変化。
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パイン材の種類と特徴
1. 国産材
- 赤松やカラ松などの日本産のマツから生産。
- 一般的には地松材と呼ばれる。
2. メルクシパイン
- 東南アジアに分布するマツを原料とする。
- 明るめの色合いが特徴。
3. ラジアータパイン
- 北米産、ニュージーランド、チリ産の生産量が多い。
- 手頃な価格で加工が容易。
4. オーストラリアパイン
- オーストラリア産のパイン材。
- FSC認証のものが流通している。
5. ベイマツ
- アメリカ産のパイン材で広く利用される。
- ヤニ成分が多く、注意が必要。
6.インドネシア松
- 中程度の硬さで黄白色の色合いを持ち、高い耐水性を誇る木材です。
7.ラジアタパイン
- 硬さが中程度で、黄白色の外観をしています。成長が非常に速いため、植林材として広く利用されています。
8.ロシアンパイン
- 別名アカマツとして知られ、心材が赤褐色で、辺材が淡黄白色をしています。
パイン材の特徴や用途から見るメリット・デメリット
メリット
- 柔らかく加工が容易。
- 価格が手頃。
- 香りが豊かで衝撃を吸収しやすい。
デメリット
- 傷や凹みができやすい。
- 湿度変化による反りやひび割れ。
- ヤニ成分を含み、注意が必要。
パイン材を使用した家具の種類
1. テーブル
- 天板に使用されることが多い。
2. チェスト
- 小型タンスやチェストに利用される。
3. 食器棚
- 上質な質感を提供するために使用される。
パイン材の床材使用への注意点
- 柔らかさから来る傷や汚れの目立ちやすさに注意が必要。
- 適切な場所や用途に合わせた床材の選択が重要。
価格
- コストパフォーマンスが高く、手頃な価格帯を維持して
いる。
松脂
マツ科マツ属の木から分泌される天然樹脂である松脂には、特有の芳香があります。主成分はテレビン油とロジンです。
FSC認証(Forest Stewardship Council)
森林管理と加工・流通過程管理の2つの認証から成り立っています。製品が消費者に届くまでの全過程で認証を取得する必要があり、審査・認定は独立した第三者機関が行います。消費者は、FSCマークを見て製品を選ぶことで、適正に生産された製品を購入し、森林や地域社会の保護に貢献できます。
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