カテゴリ:その他
シュウが少林寺を始めたのは、幼稚園の年中の時。 シュウの道院では幼稚園児は「門前の小僧部」といって、型を習うわけではなく、ひたすら野山海川を遊びまくるだけ。 少人数の幼稚園に通うせいで新しい環境に慣れにくいシュウの弱点を克服させるためと、道院長のおおらかさに魅かれて、入門させた。 「小僧部」に友達がひとりもいないシュウは毎週通うのを嫌がり、「どうして僕は少林寺に行かなくちゃいけないの?」と聞くシュウに「家庭の方針」と言っていた。 習い事は本来、本人がやりたいと思ったものを、とは思うけれど、親の方針もやっぱり関わる。 小学校に上がる時に「やめたいなら、自分で先生にやめたいと言いなさい」とシュウに言った。 「小僧部」から小1~小3の「年少部」に進級するには、道院長に自分で「お願いします」と言わなければいけないから、その時に「やめたい」と言うのも仕方ないと思っていた。 見学していた時には「やめるからね」と言っていたはずが、「お願いします」と言ったシュウ。 「お願いします」と言ったからには、ちゃんと通いなさいよ、と釘をさした。 ところが思惑ははずれ、型を習いだしたら楽しくてたまらないシュウ。 最近ではずいぶん頑張っているらしく、なんと「上手い」のだそうだ。 どちらかと言えば運動神経の鈍いシュウが誉められるとは思っていなかったけど、発表会の練習が始まってからは「今日も最高得点だったよ!!」が続いた。 そして、今日が発表会。 今日の結果によっては9級から8級へ、見習いの白帯から黄帯へ進級できるらしい。 発表順を見ると。。。なんとシュウとSくんがトップバッター。 年少部で最近誉められていたのが、シュウとSくんの組とKくんとKくんの組だったから、どっちが上なのかな~と思っていたけど、シュウ達がトップバッター、Kくん達が見習いのラスト。 発表会直前、道院長から「毎年、年少部で一番上手い組を一番最初にしてるんだから、頑張れ」のお言葉。 シュウ、満面の笑み、でした。 母も、もちろんうれしい。 結果は、声も大きくて、なかなか上手に出来ました。 堂々として、よかったよ、シュウ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.12.03 02:08:15
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