テーマ:最近観た映画。(39999)
カテゴリ:感想
先日、スマホの機種変したら、特典でネトフリ1ヵ月間無料が付いてきたので、空き時間でひたすら動画視聴中。
普段、邦画とか全然、見てないんですが、映画館の予告とかで気になってた奴とかもあって、見てみると結構、面白かった。ただ、お金出してまで映画館で二時間見たいかと言うと……うーむ。まぁ、この辺は見る人次第か。 以下、個人的に良かったなと思った作品。 ■死刑に至る病 「君みたいな普通の人間は、どこかで特別な人間になりたいと思ってる」 「自分が殺人鬼の息子かもしれないと思ったら、妙な自信が付いたよね」 お、仰る通りでごぜえます。全くもって、グウの音も出ねーです……(==; 連続殺人鬼を演じる阿部サダヲが似合い過ぎて怖いのなんの。 うだつの上がらない主人公が、昔親しかった殺人鬼に惹かれていく過程が実に丹念。 グロテスクな描写も半端ないので、苦手な人はきつそう。ただ、直接描写を上手くぼかしてる感じは個人的に好印象。 最後のオチにだけは「え?」ってなった。そんな伏線、あったっけ……? ■告白 出て来る生徒が清々しいまでに皆、クズ。 自分の学生時代、思い出しても、こんな酷くは無かったなぁと思うので、運が良かったのかしらん、私。 予告で有名な女教師の「告白」シーンが意外と遅く、動物園のサルみたいに生徒達がギャーギャー煩い冒頭の10分位、苛々した。 ただ、女教師が覚悟完了状態なので、そこからの告白で巻き返してからは始終、ニヤニヤ。なるほど、これが「ざまぁ系」って奴ですか。(ぉぃ) まぁ、所々、演出が独特で、ちょっとついていけない感じもあったけど……爆発で吹っ飛ばされて、体育館に戻って来る、みたいなところ、とか。多分あれは、脳内妄想でしかないと思うんですけど。 ■罪の声 風化しかけていた迷宮入りの事件を調査していく系のお話。 蓋を開けてみると、完璧と思われていた事件も実際は混沌の坩堝に過ぎず、大義の為と思って義憤に駆られて行ったつもりが、結局、関係者達の人生を滅茶苦茶にしただけだった、という「まぁ、そうなるな」な流れが、ひたすらに空しい。 事件の影響で、30年以上、ヤクザの情婦にされてたお母さんとすっかり髪の毛が薄くなってしまった息子さんがようやく再会できて、殺されたお姉さんの音声テープを聞いて号泣するシーンが切なかった。 ■見えない目撃者 盲目の元婦警さんが偶然、目撃した拉致事件を追うお話。 冒頭の交通事故に、ちょっと無理……というか、弟君の自業自得感がアレだったけど、それ以外は全体的に悪くない印象。最後の犯人との室内での対決に「羊たちの沈黙」っぽさを感じたりも。 冒頭で救えなかった弟君の代わりに、助けを求めてきた女の子の手を握り締める演出は良かった。 「羊たちの沈黙」もですけど、トラウマを抱えた主人公が事件を通じて、少しだけ癒される展開は地味に好き。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年06月16日 23時58分44秒
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