タイトルからB級モンスターパニック映画かな、と思ったら、割と本格的なSF映画だった。それもコズミックホラー寄りの。
自我を保ったまま、自分の細胞が、臓器が、肉体が、勝手に違う生き物へと変貌していくという恐怖と嫌悪感は割と想像を絶する。あれだ、シルバーチャリオッツレクイエムの暴走中の世界みたいな感じ。
肉体変異的な意味では『ダブルクロス』、未知の世界への探索で狂気に陥っていくのは『クトゥルフ神話』的という、色んな意味で私好みの作品でした。
終盤の炎上の仕方は若干、無理矢理感あったけど、あれも意図的な可能性があるし、ラストもバッドエンドっぽいの含めて好みでした。ちょいちょいグロイので、苦手な人は要注意。