カテゴリ:ガンダム
もういい!もうやめようこんな話……
なお、私は『ガンダムUC』のアニメ一話見た時に「ギラ・ズール? ギラ・ドーガがあるのに???」だった派なので、なんかもうその辺りから、MSの設定周りを深く気にするのは止めました。あぁ、新しいガンプラ売りたいんやな……って。 すいません、話を戻します。アージェント・キール仕様の話でしたね。 この件に関して、「また、ガノタが下らない理由で騒いでるw たかが、ロボットアニメの話やろwww」とか思っちゃう人もいるんでしょうけども。 実際の所、この件で本気で怒ってる人なんていないと思うんですよね、これ。怒ってるんじゃなくて、呆れてるんだと思う。 「いや、お前らプロやろ。金とるなら、雑な仕事すんな。もっとうまく物語れ(嘘をつけ)」って。興醒めなことすんなって。 当たり前なんですけど、フィクションにおける設定も物語もキャラも所詮、全部、嘘なんですよ、嘘。嘘っぱち。アンリアル。 けど、その嘘に真実味(リアリティ)があるから楽しくて皆、酔っちゃう訳でして。「ほー、そう来たか」って。 今回のアージェント・キール仕様の件って、そういう制作側の創意工夫が一切、見えないから、皆、納得してないんですよね。
この件、惜しむらくは『銀灰の幻影』という企画自体は割と良さげ、ということなんですよね。 VRでガンダムを操作し、体験できるというのは、かつて30年前、PS1時代の『機動戦士ガンダム』を知っている身からすると、素直に「すげー」の一言に尽きます。 実際、CMや感想動画なんかを眺めていても、結構、楽しそうですし。まぁ、うちにはVRないんですが。 なので、今回、変な所でケチ付いちゃったのが、なんか勿体ないというか。 ……ここは無理に正史に絡めず、宇宙世紀0096を舞台にした劇中劇ということで一つ。ほら、タイラントソードとかもある訳ですし。おすし。 閑話休題。 最近、劇場版『パトレイバー2』のトークショー動画を観てたんですけど……やっぱ、設定一つ取っても腐心しながら作ってるんだなって。大変だなぁ……(-- ※追記 昔はガンダムの設定を調べるのが好きだったという話 上にも書いたんですが、ギラ・ズールを見た頃から、宇宙世紀の設定を追う気が無くなったのを覚えてます……いやまぁ、実際は、もっと昔からかもしれませんけど(^^; 要するにね、必要性というか、理由付けがよく分かんないですよ、あの機体。 ガンダムに出て来るマシンってなんだかんだ理由付けされてるのが良かったんですよね。お話とか、設定の中で。 例えば、 ・主力機であったザクに勝つ為にガンダムが開発される ・ガンダムにザクが通用しないので、より地上戦・MS戦に特化したグフをぶつける ・ザクに代わる次期主力機としてビーム兵器を採用したゲルググが投入される みたいにね? その後も、 ・戦後接収したザクとジムのパーツを流用して、次世代ザク(ハイザック)が開発される ・ハイザックの技術的欠点を解消し、ガンダリウムγを装甲に採用した新型機(マラサイ)が開発されるが、政治的都合によりティターンズに供給される ・第二次ネオジオンの主力機として、ザクのコンセプトを継承した最新型のMSとしてギラ・ドーガが開発される とか、そういう……そういう? 悪あがきというか、理由付けがあるから、楽しめる訳じゃないですか、こういうのって。 ……え、ザク3? 知らない子ですね。(ぉぃ) いや、あれは、ザクの名前と顔をしただけのジオン版ガンダムだから……ザクのコンセプトは何一つ継承されてないから……実体は完全にガンダムタイプのそれだから…… まぁ、だからこそ、ギラ・ドーガが光るんですよねぇ。ああ、これぞ、ザクの正統進化系!って。ギラ・ドーガ万歳!! ……けどね。 だからこそね、引っかかるんですよ。 ギラ・ズールのどの辺に必要性があるの? ギラ・ドーガのどこに不備があるの? って。 連邦のジェガンを見てよ、ジェガンを。 あいつは、ずっーーーーーーーとジェガンのままじゃん。それはジェガンに不備がないこと、優秀な機体であることの証左なんだよ。 けど、ギラ・ズールが造られるってことはさ、それがそのまま、ギラ・ドーガに不備があるってことになっちゃうんだよ。 でも、私には、それが見つからないの。公式の説明を聞いても分からないの。納得できないの。 だからね、醒めちゃったんですよ。あぁ、これって、考えてもしょうがないことなんだ……って。公式が、ガンプラ売りたいだけなんだって。 リゼルとか、バイアラン・カスタムは良いよ。あの辺はグリプス戦役の遺産というか、なんか納得出来ちゃうから(苦笑) でも、ギラ・ズールって本当、必要性がないんだよね。必要性のない新兵器なんて誰が金出して造るんだよー。 ……っていう当たりから、なんとなく、もういいかなーってなった気がしますね。はい(== せめて、ヘビーガンみたいに小型化を意識したギラ・ドーガの再設計仕様機とかの位置づけで登場してれば、そこまで違和感、感じずに済んだかもしれんのにね。UC0096 に小型化は無理あるけど。 勿論、『ガンダム』というコンテンツ自体は今でも好きなんですけど、昔ほど、真剣に熱中できなくなったなぁって。『SEED』辺りまでは本当、好きだったんですねぇ……あれが若さか…… ※10月16日追記 私にも納得できる設定とできねえ設定があるんだよ、という話 ジェスタ「UC計画の一環として、ユニコーンガンダムの護衛役を目的に少数が開発されました。全体的にジェガンを上回る高性能を実現し、ロンド・ベルなど一部の特殊部隊に配備、実戦に投入される予定です」 私「ガンダムタイプとの連携を企図したジェガンのハイエンドモデルか……よし、通れ!」 グスタフ・カール「ジェガンの後継機で、機体を大型化・重装甲にしつつ、ジェネレーターやスラスターを強化、高い機動性と運動性を実現します。コストも増大化しますが、シャイアン基地や治安部隊向けに少数配備に留まる予定です」 私「重武装タイプのジェガンか……パワード・ジェガンとかでもいいような気がするが……よし、通れ!」 アンクシャ「アッシマーの後継機で、ジム系とパーツを共用できるように再設計されました。ギャプランを参考にしたシールド・バインダーを初め、変形に支障が生じない範囲で火器を充実させています。空対空戦が重視されるガルダの艦載機を務める他、他MSのSFSとしても機能します」 私「量産型TMAか。連邦空軍にはピッタリの機体だな……よし、通れ!」 ギラ・ズール「ギラ・ドーガに次ぐ次期主力機で、袖付きの主力機として採用されました。なお、ギラ・ドーガも残ってます。デザインをザクに寄らせることで、士気向上を図ります。ギラ・ドーガよりスリムですが、性能は据え置き、整備性や生産性も向上しました」 私「いや、コンセプト被ってるじゃん。仮想敵はジェガンのままなのに、別にジェガンに対して特別、優位を取れるような描写もないし……これ、ギラ・ドーガ改修型とか後期生産型とかじゃダメなの? これだとギラ・ドーガが過渡期の機体扱いになっちゃうし、ドーガ・タイプが途絶えることになっちゃうけど……」 ギラ・ズール「駄目です」 私「なんで?」 ギラ・ズール「新しいガンプラを売る為です」 私「」 じゃあ、仕方ないな……いや、仕方ないのか?(== 勿論、新型機が出ること自体が悪い訳じゃないんですよ。 例えば、ザクとジムは同等じゃない。だからこそ、いたちごっこみたいに次世代機が作られるのも分かる。 けど、ギラ・ドーガとジェガンって武装も性能も対して差が無いんですよね。いや、カタログスペックの問題ではなく、『逆シャア』劇中の活躍的に。 だから、ジェガンと現実に渡り合えるギラ・ドーガがあって、連邦軍はジェガンを使い続けてるという状況があるのに、ネオジオン側がわざわざ新型機を作るなら、それは「仮想敵(ジェガンorリゼル)を圧倒できる機体」じゃなきゃ意味ないと思う。 でも、ギラ・ズールは『UC』劇中でそれを実現できていないので、「何の為に作られたの、君?」って感じが強くて。それこそ、デナン・ゲーみたいにジェガンを圧倒するところまで行かないと、描写として弱いよなーって。まぁ、それやっちゃうとやり過ぎなのはそうなんですが……。 後、士気向上というのも、ちょっとピンと来なくて。 RFザクとかオールズモビルまでいくと「あー宗教やな、これ……」ってわかるんですけど、ギラ・ドーガがギラ・ズールになった程度で士気、上がる……のかなぁ? というか、ギラ・ドーガってF90とかシルエットフォーミュラでも「ネオジオンの代表機」みたいな形で出てくるから今更、ギラ・ズールとか出て来ても「いや、君、浮いてない?」感が否めず。 別に、ギラ・ズール嫌い死ねって訳じゃないんだけど……なんか、もやもやする。もやもや。 いっそのこと、一般機はギラ・ドーガのままで、親衛隊仕様だけがギラ・ズール(ギラ・ドーガのカスタム・タイプ扱い)ということにすれば、劇中における立ち位置(フロンタルシンパ=ギラ・ズール)を明確にしつつ、他作品への影響も抑えられたんじゃないかな、って気もしますが。 まぁ、こんなの気にするのは、私みたいなオールド・タイプぐらいか。オールド・タイプは失せろ! はい、失せます・・・ ……結局、ギラ・ズールって『UC』以外の作品では、今、どういう扱いなんですかねぇ。もうその辺、どうなってるのか、さっぱりですわ(--; とはいえ、アージェントキール仕様と比れば、理屈が付いてるだけ、遥かにマシだとは思いますけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年10月16日 09時13分59秒
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