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2022年07月16日
カテゴリ：感想
Ｚの集大成みたいな作品。細かい突っ込みどころはあるけど、全体的に勢いがあって普通にファンとして楽しめる良い映画でした。 個人的には「神と神」以降のドラゴンボールの映画だと一番、好みかも。 悟空じゃなくて、ピッコロさんと悟飯を中心にしてるのが好みだったのと、サブキャラが唯の強いワルって感じじゃなかったのが良かったんだろうなって。 途中で、御飯がピッコロさんに「なにかあっても、お父さんかベジータさんがいるじゃないですか～（笑」って言ってた通り、良くも悪くもそれがドラゴンボールなんですけど、じゃあ悟空達が居なきゃ話は進まんの？ほかのキャラに魅力ないの？って言うと、そうじゃないよ！他の残り物……もとい、サブキャラ達でも頑張れるんだよ！っていうお話でしたね。 悟空とベジータの映画はもうやったから、じゃあ次は他で、って考えたらこうなるよなーって。 ……で、本来は二代目主人公になる筈だった悟飯ちゃんがすっかり緩んで学者さんになっちゃってるので、代わりにピッコロさんが娘のパンちゃんと組んで頑張るという中々、珍しい構成。 人造人間編までのクールキャラだったピッコロさんからは考えられんムーブですけど、ブウ編のピッコロさん知ってるから割と受け入れられました。まぁ、この辺のコミカルな感じもドラゴンボールらしさですよね。特に序盤でガンマ２号に敵わないのを知ってるので、ピッコロさんが小芝居に興じるのもしゃあないというか。 あと、改めて思いましたけども、悟飯ちゃんを主役にするのは諦めたのかな、という気もしましたね。今回の描かれ方も、ギリギリまで受動的でしたし。 ある意味、悟飯ちゃんとピッコロさんって関係売りしているアイドルユニットに近いのかもしんない。 あの二人の関係性はやっぱり尊いので、それぞれが単独で活躍するよりも二人で活躍してくれた方が馴染む、というか。一度、こういう関係性を出しちゃうと、改めてソロで活躍させるのって実は難しいのかも。「兄さん、やっぱり来てくれたんだね！」と同じで。 もう今回の映画ではその辺、開き直ってる感じがひしひし。特に、ラストの ピッコロ「さっきの技は」 悟飯「魔貫光殺砲、のつもり、です」 ピッコロ「できたのか」 悟飯「実は密かに練習してて」 ってやり取りがねー、もう狙いまくりでねー、あー、もー、嬉しい（笑） ピッコロさんの「かめはめ波でも、なんでもいい！」に対して、魔閃光でもかめはめ波でもなく、魔貫光殺砲選ぶチョイス好き。 しかし、割と業の深い技よね、あれも。子供の目の前で、親父を殺した技だし……まぁ、ドラゴンボールで生き返るんですけどね。 他に良かった点は以下です。 ・宮野劇場（笑）ガンマ2号よかった。ああいうお調子者がああいう終わり方を迎えるのも。対照的なクール系のガンマ１号が神谷さんってのも、良いよね。レッドリボンの連中も含めて新キャラが皆、面白かった。多少やりすぎ感はあったけど、冒頭のやり取りとか、あぁ、ドラゴンボールってこういう作品よね、って。比較的ギャグ寄りというか。 ・ピッコロさん強くするより、悟空とベジータ呼び戻して貰えよ、と思ったけど、ちゃんとギャグにされてて安心した。「こ、この俺に、まだこんな潜在的バワーがー！」ってはしゃいでるピッコロさん見ると「今、俺は究極のパワーを手に入れたのだー！」とか叫んでた頃、思い出して笑った。変わってないなぁ、この人……（＾＾； ・人造人間って無限エネルギーとかいう謎チートが強みじゃなかったっけ？有限にする意味ある？ってのはちょっと気になったかな。有言であることがお話にそれほど影響してなかったので、そこ変えた理由はちょっと謎でしたね。 ・悟天とトランクスが終盤出てきて、今更、どう使うんだろう……と思ったら、フュージョン！→失敗！→デブのまま頑張る！！という新しい境地を見出してて笑っちゃった。あの二人も難しいよね、使いどころ……。
・セ ル マ ッ ク ス 個人的に見たかったのはゴールデンセルだったけど、喋らず怪物として暴れまわるセルっていうのは以前妄想してた一つだったので、なんかニヤリ。 声が若元さんなのもニヤリ。そして、容姿が第二形態なのにクスッとなった。甘いマスクやん。 全身からエネルギー波を乱射するのが、なんというか、サイコガンダム感あった。 なんというか「敵味方が協力して倒す為だけに出て来た巨大災害」みたいな扱い。 ・オレンジピッコロさん。顔的には比較的、スラッグに近い感じかな？ 無茶苦茶強いわけではなく、巨大化！腕伸ばし！と懐かしい魔族的な戦法を駆使してたのは胸熱でした。 クリリンの太陽拳もですが、「競うな 持ち味をイカせッッ」なんですよね、やっぱり。 「名前か……オレンジピッコロだな」ってドヤるピッコロさんに悟飯ちゃんが「オレンジピッコロって……」とか苦笑してましたけど、君のグレートサイヤマンも大概やで……。 ・悟飯ちゃんビースト。アルティメット悟飯とは一体……まぁ、いいか！格好良いし！！ という訳で、全体的に楽しめました。 やっぱり、ドラゴンボールは、あたま空っぽにして楽しんでればいいんだなって……夢詰め込めるしね……！ ※7月17日追記 後日、他の方の感想とかも聞いて思ったのは、悟飯ちゃんが「なんでああいう進化を遂げたのか」に何かしら伏線があった方がすっきりできたかもなー、とは思いました。「味方が死ぬのを見て、キレて強くなる」はもうセル編でやってるわけですし。 「超サイヤ人ゴッド」みたいに外部パワーの影響で強くなったでもいいし、ガンマ2号や1号からチートエネルギーを貰って更に目覚めた、でもいいですしね。17号が「超」であれだけ強くなれたので、人造人間ってまだまだ伸び代がある分野ってことになりましたし。 とりあえず、「アルティメット悟飯がキレて、超サイヤ人２的な覚醒を遂げた状態」とでも思っておけばいいのかしら。実は、お父さんの超サイヤ人ゴッドの影響も受けてる、とか？ これに関しては、ルロイさんのどらごんぼーる考察で面白い考察が出て、なるほどと思わされました。ビーストってそういう…… お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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とにかくいかにも鳥山さんが作った作品っていうのが実感できたのが最高に良かったです。鳥山さんのマンガの独特の『間』とかセリフ回しが好きなヒト向け( ・∇・)
想定してなかった魔貫光殺砲には感情がおかしくなるくらいに泣けました(；ω；)。やはりドラゴンボールてはピッコロさんと悟飯の関係が一番好きです。次点はヤムチャさんとプーアル。次はヤムチャさん主役でお願い(；ω；) (2022年07月17日 08時03分55秒)
まるっささんへ
>とにかくいかにも鳥山さんが作った作品っていうのが実感できたのが最高に良かったです。鳥山さんのマンガの独特の『間』とかセリフ回しが好きなヒト向け( ・∇・) ですね～日常感があるというか、会話とかキャラの端々にコミカルさがあって「あ、ドラゴンボールだ、これ」って感じました。ドラゴンボールって派手なバトルの印象も強いですけど、その辺りのミックスだったんだな、って。 >次はヤムチャさん主役でお願い(；ω；) 魅力的なサブキャラの多い作品なので、無理に悟空やベジータに拘らず、色んなキャラを描いて欲しいですね。今回の映画も「ブロリー」に出られなかった面々でお話を作ろうって感じでしたし。 (2022年07月17日 09時36分15秒) |
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