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2004/12/01
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カテゴリ:読了本

「あ~んを好きな本で埋める」の抜けてた「ね」の行。

裏表紙に・・
独自のシニカルなユーモアに満ちた文章で定評のある著者。

訳者あとがきより・・・
彼は、”ブラックユーモア作家”以上に”SF作家”と呼ばれることを拒否。
しかしもっともSF的だといえるだろうこの作品。
第一章の表題「世界が終末を迎えた日」は、読み始めて まもなく主人公が書こうとしているノンフィクションの題名だと解かり、むしろ現代小説風に展開していくが、舞台がアメリカ東部からカリブ海の架空の島サン・ロレンゾに移るにいたって奇怪な様相を呈し始め、紆余曲折の末、世界は本当に終末を迎えてしまう。
登場人物は、一種の狂人と変人と奇形ばかり。
どうしようもなく人間的な人々の悲しい物語に気付く。

60年代なかばアメリカの大学生のあいだで熱狂的に読まれていた作家。

***************************

あとがきに”笑い転げながら読み進むうちに・・・”と有るのですが、私には”笑い転げる”とまではいきませんでした。
「あれ~?なんか変わった本だわぁ~」と、読み進むうちに・・・かな。
これをシニカルな笑いというのでしょうか?
でも、最後は人間の愚かさや真髄みたいなものを感じました。
私の感想は、あまり役に立ちそうもありません。
以前、本の友人の「猫のゆりかご」さんが書いてくださったのをここに引用させていただきます。
『公害や自然破壊をもたらす現代文明への批判、戦争のばかばかしさを独特のタッチで描く作家で、乾いた笑いで人間の愚かさを皮肉りながらも、その下には、溢れんばかりの、全人類に対する深い愛情が垣間見えるような気がして』
素敵な感想ですよね~☆





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最終更新日  2004/12/02 01:12:55 AM
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