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カテゴリ:読了本
深見は、プロレス界の”ポリスマン”と呼ばれている。 ”ポリスマン”とは、一定のエリアとか団体にルールを乱す厄介なレスラーが登場したら、そいつをリアルファイトで容赦なく叩き潰す仕事をする人。 プロレスを守る陰の番人。 その深見は、1990年2月、まだソ連時代に大学の交換留学生としてモスクワに行った。 そこで、セルゲイというモスクワオリンピック(1980年)のレスリング金メダルストと出会う。 セルゲイは、ソ連内務省国内軍大佐。 意気投合して、セルゲイは夕食を自分のダーチャ(田園付別荘)に招待する。 二人がセルゲイと息子の待つダーチャに着くと!!!・・・ 2003年、深見の所属する亜細亜プロレスは、総合格闘技に人気を取られ、興行収入が危なくなってきていた。 そして総合格闘技と亜細亜プロレスとの戦いが催される事に! 亜細亜プロレスの命運を掛けての戦い! ソ連が崩壊し、セルゲイは・・・・ 深見の親友である兵頭は、防衛大学から航空自衛隊幹部候補生学校に行き、防衛庁に勤務。 しかし幼い息子が小児癌にかかり、留学を諦めエリートコースから外れる。 そんな所へソ連の外交官シャキノフが親身なって近づいてくる。 子供の病気やエリートから外れたすさんだ気持ちの兵頭は、シャキノフについ心を開いてしまう。 そして、機密事項をシャキノフに・・・・ シャキノフは、セルゲイと繋がっていた。 セルゲイは、冷酷非道な悪になっていた。 1990年のソ連は、保守派と改革派によるクーデターによって、崩壊。 その時ソ連でセルゲイと共に謎の1週間のある深見は、以来ず~~~っと公安にマークされていた。 そして、ポリスマン深見は、元ヘビー級チャンピョンのアメリカ人格闘家との戦いが! *************************** プロレスとソ連崩壊時の出来事とその後。 プロレスには興味がなかったんですが、結構面白かったです。 アフガン侵攻、ムジャヒディン(イスラム系反政府ゲリラ)についても少し出てきます。 ソ連という国自体がマフィアだという。 ロシアや東欧の女性が今、騙されてコールガールとなって多く日本に来てる現代。 面白かったです=☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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