北タイの国から（北タイの家族）

タイで久々にクーデターが起きた。

19日の夜、バンコクの友人から電話があり
クーデターが起きたことを知った。
TVを点けると全て同じ王様の映像になっている。
暫くしたら軍部からの放送が始まった。

翌朝、総統閣下（家内）の携帯は鳴りっ放し。
総統閣下（家内）は、自分の身支度と子供の世話
朝食の準備をしている最中に
電話がいたる所から掛かってくるので
朝からハイテンション状態になった。
近づきがたい形相をしていたので私は恐怖を感じ押し黙っていた。。。
学校が全て休校になったことがわかった。
何も知らないスクールバスは時間通りに来ていた。
子供は自宅待機となった。
私は通常通り会社に出向いた。
平常どおりで何も変わったことは無かった。
社員が「昨日クーデターあったね。えへへ。」と
笑っていた。
15年前のクーデターは、
”今、軍がチェンマイに近づいている！！”などという
情報が頻繁に飛び交い
多少緊迫感があったが、
今回のクーデターは平穏なものだ。

総統閣下（家内）の話によると
クーデターを起こす場合、
軍は事前に国王の許可を貰っているという。
タクシンの家族は18日にはシンガポールに移動していたそうだ。
今回のクーデターは、タクシンも実は知っていたのではと
思ってしまう。
新空港や選挙を控えた状況下、
このままでは国民の暴動が止まないため
事態を収拾するために
軍とタクシンがある程度同意のもとで（又は計画的に）
止むを得ず国王が伝家の宝刀を抜いたのではないか。
タクシンはロンドンに移動するが、
ロンドンには約30億円で購入した家があるそうだ。
娘もロンドンに留学している。

新空港開港の問題もあるなかで
心配ごとがたくさんあるが、
早く平常のタイに戻ることを祈るばかりだ。
（本音での一番の心配事は
　11月開催予定のイングヴェイとマイケルシェンカーのライブへの影響だ！！）
＊写真は総統閣下（家内）の9月11日に行なわれた
　チェンマイドゥワンタワンホテルでのライブ


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