テーマ:徒然日記(23462)
カテゴリ:カテゴリ未分類
話が前後したけど、実は近隣の土砂災害、
やっと19日にボランティア行って来たんだ~ 行かなきゃー行かなきゃーと思ってても色んな理由から、 ここ迄宿題感を引きずってしまった。 今迄は遠方の災害のボランティア報道を、 私が行くのは無理だわ、それにしても皆さん奇特過ぎるわ~なんて、 ただ感心して観ていたんだわ。 ところがどっこい、今回の広島土砂災害は近きも近し、何と何と、 家から緑井地区で4、50分、八木地区で1時間超掛かるけど、 歩いて行ける区域、と云う事態が出現してしまった。 行かなきゃー自分! ボランティア実施日、から報道を見ていると、 東北の被災者が、一名だけれどもいの一番に駈けつけて下さったとか、 県内でも遠くの方から駆けつけて下さってる。 実は県外の人はかなり初期の或る段階から、受け入れ体制不十分と云う事で 広島市は断っていたんだが、 その東北の御仁は、余りの初っ端だったんで来ちゃった、と云う構図だった。 県外の人も来て下さいー と勿論途中から成ったけど、 極く近場の私は、それでも行けずーー 理由は、しょーも無い事。 ホームページを見ると、長靴には鉄のインソールを入れて下さい(釘対策)だの、 持参物にスコップが要るだの、マスクは口部分をしっかり覆う物にして下さい、だの。 全部お金を出して揃えなければならない。 で、その実際を電話で聞こうにも、常に通じないし、 メールも忙しいらしく返事が来ない。 後一つの理由は、私は初期の骨粗鬆症なもんで、その対策の為に歩きましょう、の 小銭稼ぎの小さな仕事をしていて、 その仕事をした翌日は足を休ませないと、今度は足の関節部分の軟骨が 減り過ぎて痛くて歩けなくなるだろう、と云うジレンマを抱えているのだ。 以上二つを主な理由にして、かてて加えて 今日は暑いだろう、雨が降るって予報が出てるよ、等々、、、 まあー 遠方から来て下さってるのに、地元の人間のこの私はーーと 宿題感が積み重なって行く事、半端ない。 と云う状態が終に19日、打開しましたーー ここで私のボランティア初体験、ちゅうもんを披露したいと思います。 19日は最高気温26度と出ていたんだけどね、 過ごしてみれば最高気温22度の曇り日で、最高のボランティア日和と成りました。 集合場所の受付開始が8時半で、私が行ったのは8時5分なんだけど、 既に先着が100人くらいは居らっしゃったわ。 その中に外人さんを目ざとく見つけ(一発で分かるんだよね、彼らは)、 へえ~外人さんがね~ 有り難いこってす、と感謝し。 何の事はない、そこにはかなりの数の長靴(インソールは入っていない?) の準備も、口全体をすっぽり覆うマスクも、ウェットティッシュだの、 汗ふきタオルだの、その他細々した物品が、準備万端有るのであります。 怖るべし、ボランティア行政! うん、これはもう行政、だよ。 安佐南区の社会福祉協議会の参加人員が、交代で休日を取りながら 全員張り付かされてる、って感じです。 手当、が薄給ながら出るんでしょう。 彼らは少なくともボランティアではない、と見た。 広島市の指令部は、災害当初、東北の人に電話でマニュアルを 指南して貰ったのかも知れない。 いや、東北の時は、市や町の自治体そのものがやられてしまって機能しない、 と云う事態が有ったが・・ あの時は、純民間で運営したのかも知れない。 その社会福祉協議会のジャケットを着た人達に、小学生よろしく誘導連行され、 小学生よろしく体育座りさせられ、住所氏名電話番号を書き、 ボランティア保険の未加入の人は加入の手続きをし(私がそれ)、 種々の説明を受け、現地へ行って写真を撮る事は厳に慎んで下さい、と釘を刺され (当たり前だけど)、1班が10名程度の班を組み、その中でリーダー、 サブリーダーを募り、 もう1班、計2班24名にて、マイクロバスで八木のサテライトへ向かう。 そこには又もや可也の社協の人が待ち構えていて、あーだこーだ世話をする。 仮設トイレが4台、一輪車、スコップ、箒、バケツ等の作業用品。 何じゃ、やっぱりスコップなんて要らんかったんじゃー ったくーー さて何処へ連れて行かれるや? 実はこれが一番の私の関心事。 出来ればテレビで余り放映しない緑井8丁目とか八木4丁目とかへ、行ってみたい。 この段ではもうミーハー。 サテライトから今来た方角を歩いて引き返す事15分。 リーダー、サブリーダーが渡された地図を見ながら、私達を先導して行く図。 他1、2名が一輪車にて作業用具を運ぶ。 初めての土地なのに、2人はストレートに誘導出来ました。 グッジョブ! 着いた所は、八木3丁目の映像で出てくる象徴的なピンクの家の手前、 くらいの位置の民家です。 ほんの踏切の近く、です。 あー もっと上に行ってみたかったな~ とは偽らざる気持ち(笑)。 根性がなっとらん。 家主さんから、作業の手順の手ほどきを受ける。 この時点で、時刻は推定10時かな? 何しろ大小のリュックサックは、皆さん一括して車の荷台に投げてあって 時刻を知る術が無い。 この車の荷台、と云うのも、後から考えるとマニュアルになってるのかも。 だって荷物を置く所無いもんね。 家の外周の土砂が先に撤去されたらしく、その仕事の結果か 公道側にうず高く積み上げられている土嚢を、先ず軽トラに積む作業。 誰ともなく並んでリレー運び。 うん、うん、これってボランティア初体験だよ(嬉)。 ところが24名中、女性は4名で、しかも若い男の人が殆どで 邪魔だと思われて堪るか、と張り切りざるを得ない。 重い土嚢、比較的軽い土嚢、選択する事など有り得なく、 次から次へと来てしまう。 ま、当然だけどね(笑)。 年長は年長らしく、場を盛り上げんと、と思って、 これは軽いぞ、とか、重いぞ、とか、黙ってするよりは良いかと合いの手を入れる。 そしたら私の次の男性はこれも60代とお見受けしたが、 ホイ来た、とかアレよ、とか答えてくれて楽しい(笑)。 これを15分くらいして、軽トラが満杯の為去って、 その箇所の土嚢はまだまだ沢山残っていたんだが、次の仕事に移る。 家周りの土砂を片付けた後の、次に家の床下の土砂をさらう、ってのが 今日我々に託された指令、らしい。 つまり、空いたスペースに、今度は家床下の土砂の土嚢を積む、って訳さ。 3人1組で、スコップで掘る人、土嚢の口を開く人、←この人が持ち上げ 家外に投げた土嚢の口を閉じ、直ぐ傍に積み上げる役が私。 土嚢の内容は、スコップ(小サイズ)に3、4杯とほぼ決まっているらしく 傍目にはもっと積め込めよ、勿体ない、と思えるものだが、 ボランティアには女性も含まれている事を考えれば、当初からこの容量になったらしい。 でも1か月経っても床下の土砂は水分を含んでおり、 その容量でも長く作業をすると堪えてくる。 だからして、リーダーは30分に一度小休憩の合図を入れる。 これを11時45分くらい迄した事になる。 あ、道路傍、続きの土嚢の軽トラへの搬入は、以後何名かがその作業から 抜けてそちらに投入され、軽トラが去るとまたこちらに戻る。 1時までのお昼休憩は、家周りで各自座って食べた。 私は家から作ってきたお握り3個。 家主さんがクーラーボックスに入れた冷たい飲料を勧めて下さる。 ここで休憩とか、道中とかで会話した構成員に付いて触れてみたい。 最初のAさんは、東京からの30代後半と思しきすっぴんでも綺麗なお姉ちゃん。 夜行バスで着いたんですって。 その人は東北にも行って、全国に渉るボランティア仲間との連絡網があるらしい。 次のBさんは、南区の60代の男性。 安佐北区へ先に行って、今日の安佐南区は都合4回目になると云う。 家に居ても退屈だから出て来る。 結果人の役に立てるんだから御の字だ、との事。 そうそう、高齢者のボランティアには、その手の需要が有るもんだ(笑)。 私もその口だ。 Cさん、50代と思しき男性で、西区の人。 当該八木の山、阿武山には京都の貴船神社からの分祀がされており、 緑井側の山の延長、権現山にも登った事が有る、などと意気揚々。 権現山の毘沙門天は大丈夫でしたか?と聞くので、 いえ、そこも本殿に土砂や大木の流入が有りましたよ、と答える。 Dさん、冒頭の作業で私の次に土嚢をリレーした人は、佐伯区の人で60代。 妹さんは初期、人数が多過ぎてハイ、ここで申し訳ありませんが、と 線を引かれて帰った、とかの話。 Eさん、40歳と云う182センチの巨漢のお兄ちゃん。 帽子の替わりに白タオルで頭を覆い、それに飾りロープみたいなのを 括り付けてるので精悍な顔つきではあるし、一見アラビアンナイトの世界(笑)。 その人は新幹線で東京から8人で来たと云う。 新幹線、高いね、と言うと、会社からのコンパで来たんだとの事。 会社の方、8人様、ホントに有難うね。 昨夜は広島に泊まって今日は2回目だと云う。 広島観光も意図してたんだけど、体が言う事を聞かない、とか。 何ですか、40歳の若者が、これしきの労働で(口にはしてない)。 折角のチャンスだから広島観光しちゃえよ~ 思えばAさんも、帰りは広島観光するのかもね。 遠方へボランティアに駆けつける人は、こんな風に有給を取って 観光も兼ねているのかも知れない。 それはそれで結構じゃないか。 結果人助けしてるんだもんね。 Fさん、50代の女性の方。 海田町から来て今回で3回目、との事。 雨で中途半端に帰った事など話してくれる。 八木4丁目で山の高い所での作業で、急勾配だった、とも。 う~ん、羨ましい。 そんな見晴るかす所に行けば、 全体の災害状況が眼に入るのにな~と、ここは又もやミーハーの態。 実は、午前中の作業の時、何処かのテレビの取材班3名一組が、 周囲に出没してたのが気になっていた。 八木3丁目だし、入って直ぐの平地だし、安直な取材の対象とされたみたいだ。 不味いぞ、不味いぞ、と思いながら作業してたんだけれども 或る小休止の時、終に彼らは動いた。 一番避けたかった構図が出現! 何と、私にインタビューを求めて来やがった! 咄嗟に手を左右に振って、私はパスします、とノーの返事。 人生って、避けたい事案は何故か必ず意地悪く向こうからやって来る、ってのを 何度も経験。 今回はその極め付け、と見た。 酷い状態でテレビなどに映れるもんではない、が私の心情だったから。 実際はボツに成る可能性も大、なのにね。 自意識過剰ばあさんの自分。 ま、そのばあさんが頑張ってるのが、テレビ的には美味しかったのかも? でも、口全体を覆ってるよ? 分かるの? うん、分かるよね(笑)。 私が拒否したんだから次の人を推薦して上げた。 東京さんが居ますよ、ってAさんを。 そしたら彼女も拒否。 Cさんが一番近かったので、取材班はCさんにインタビュー成功。 男性は自意識が低くて簡単だわ(笑)。 そのCさんと話したんだけど、広島テレビ、放映されるかね? 彼、いや、ボツになるでしょう、と会話した。 帰って夕方観てみると、案の定彼のインタビューはボツ(笑)。 ところが作業をしているスコップの男性連の背中だけが、バッチリ映っていた。 良かったね(ニコっ)。 午後の作業は3時迄と決められてるんだけど、 最初の集合場所に帰る時点が3時なのだから、2時15分くらいに作業は終えた。 それから借りた道具を水道水で洗って、一輪車に数を数えて片付ける作業が有るから。 それらをリーダー、サブリーダーが統率する。 ホームページで作業は3時まで、と成ってるのを 何と短い、こんなんでは行って(行く迄が説明やら班作りで時間を喰い) 帰るだけで時間を取られるばかりだろう、と懐疑的だったんだけど、 実際にやってみると、これで丁度良いのが分かった。 2へ続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.10.01 08:24:49
コメント(0) | コメントを書く |
|