『はるかぜのたいこ』はにかみやの“春”は、うつむきながら、少しずつ、後ずさりしてしまったかのようですね。 東京は、再び冬に戻ってしまったような冷たい雨が降り続いています。 皆さん、お元気ですか? なんと、1ヶ月以上も風色ダイアリーをお休みしてしまいました。 それでも、たくさんの方のアクセスをいただいて、 申し訳ないというか、本当にありがたいことだと思います。 Chisakongさん、ゆきなさん、oidonwa_ks_desutaiさん、 私の季節はずれの冬眠中の書き込み、ありがとうございます。 それぞれがおめでたいことばかりで、私もハッピーな気持ちになれますよ。 さて、PTA活動の一つ一つが、無事に終わっていきました。 でも、まだ、4月28日(水)の総会までは、いろいろと気が抜けないんですけどね。 2月28日(土)に開催したインターネット安全教室も、とても有意義な活動となりました。 『ジャズと語りのコラボレーション』は、鈴の音さんの語りが本当に素晴らしくて、 私は一年分の感動の涙を流しました。 鈴の音さん、ありがとう! ジャズピアノとベースもとてもお洒落でステキでしたよ。 音楽室をクロスや造花、ランプで飾って、癒しの空間を作りました。 ああ~!できればもっとたくさんの方たちと この素晴らしい時間と空間を共有したかったなあ! ◆ 『はるかぜのたいこ』くまのがっきやさん 安房直子 作 /葉祥明 絵 /金の星社 /1980年11月・1991年12月 今日は、とても寒くて、再びセーターを引っ張り出しました。 いったい春はどこに隠れてしまったの? 安房直子さんは、1943年、東京に生まれました。 幼い頃からグリムやアンデルセンの童話に親しみ、日本女子大時代から童話を書き始め、1970年 に「さんしょっ子」で日本児童文学者協会新人賞を受賞、デビューしました。 ファンタジーの名手として知られ、「つきよに」「きつねの窓」「鳥」などは国語の教科書に載っているので、子どものころに出会った方も多いかもしれませんね。 1993年、50歳の若さで惜しまれつつ亡くなりました。 主な著書に「あめのひのトランペット」(金の星社)「ハンカチの上の花畑」(あかね書房)「白いおうむの森」「天の鹿」(筑摩書房)があります。 先日、鈴の音さんがジャズの音色に乗せて、「さんしょっ子」をステキに語ってくれました。まるでさんしょっ子が彼女に乗り移ったような魂を感じる語りでした。思わず、感動の涙が・・・。 さむがりやのうさぎさんが、くまのおみせのまえでいいました。 「さむくて さむくて たまりません。なにか あったかくなる いい ほうほうは ないでしょうか」 「ああ、そんなら うさぎさん いい がっきが ありますよ。」 くまは、おみせにある大きなたいこをもちあげて、うさぎさんのまえに持ってきてくれました。 「これを どーんと、たたいて ごらんなさい。それから、目をつぶって ごらんなさい。すぐに あったかく なるから・・・。」 うさぎさんが、ちからいっぱい たいこをたたき、目をつぶりますと、うさぎの顔に、あったかい かぜが、ふうっと、かかってきました。うさぎは 春のよもぎの野原にいるような気持ちになりました。 私も今、こんな「はるかぜのたいこ」が欲しいです。 そして、今ここで、思いっきり打ち鳴らしてみたい。 葉祥明さんの絵がやさしくてあたたかく、ステキな世界を表現しています。 ジャンル別一覧
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