電気自動車の普及を目指す協議会が発足

2010.07.08

　ニュースを見ていたら　『動車の普及を目指す協議会が発足』　という記事が・・・。

　遂に　日本の自動車メーカーも動き出したかと思い詳細を見てみると、あっと驚き　参加企業の中に　自動車メーカーの名前が一つも無い。

　こりゃ　日本の自動車メーカーが　中国にやられるのも・・・。

電気自動車の普及を目指す協議会が発足---まずは35団体が参加

2010/06/29 19:42
近岡裕＝日経ものづくり

　ベネッセホールディングス取締役会長の福武總一郎氏らは2010年6月29日、電気自動車の普及に向けた活動を行う「電気自動車普及協議会」を設立すると発表した（図）。電気自動車関連の事業や研究、普及活動を行う事業者や研究機関、団体の間で連携をとり、各種の情報を共有。これにより、参加企業・団体に対するガソリンエンジン車の電動化活動を支援するとともに、電気自動車事業への参入を促すなどの活動を展開する。

　同協議会の目標は、「一般の生活者が3年以内に電気自動車の購入を検討し、街中を走れる状態」にすること。2010年度はメッセージを世界に発信して参加企業・団体を募集する。数年後には、参加企業・団体の電気自動車販売や技術の共有化、各種のサポートなどを実行に移す計画。

図◎電気自動車普及協議会の設立を伝える発表会。中央は内閣官房副長官の古川元久氏。なお、民主党の政策とは直接の関係はないという。

　具体的な活動は以下の7つの作業部会が中心となって進めていく。

（1）	「情報共有」部会は、産官学が連携するためのコミュニティーを構築し、情報の付加価値を高めていく。
（2）	「規格の提唱・標準化の推進」部会は、協議会として提唱する水準を設け、電気自動車業界の信頼性・安全性の向上に貢献する。
（3）	「技術教育」部会は、自動車の技術者や整備士など電気自動車関係者に対し、講義や指導などの教育活動を行う。
（4）	「政策提言」部会は、政府や自治体、企業に対して電気自動車の普及を促す政策立案などへの働きかけを行う。
（5）	「実証実験」部会は、自治体や企業と連携し、電気自動車の使用を想定した街づくりなどを行う。
（6）	「資金調達」部会は、金融機関などと連携し、電気自動車事業に投資を行う企業や新規参入する事業者への支援を行う。
（7）	「共同購入・販売」部会は、参加企業・団体のニーズをまとめ、品質とコスト削減を両立させた部品などのロット購入など、購買の効率化を図る。

　会長は福武氏が務め、代表幹事にはゼロスポーツ（本社岐阜県各務原市）代表取締役社長の中島徳至氏が就任。幹事には、タジマモーターコーポレーション（本社東京）代表取締役会長の田嶋伸博氏と、ナノオプトニクス・エナジー（本社京都市）代表取締役社長の藤原洋氏の2人が就任。自動車評論家の舘内端氏、東京大学工学系研究科特任教授の草加浩平氏、東京大学総長室アドバイザーの村沢義久氏、長崎県産業労働部政策監 EV＆ITS推進担当の鈴木高宏氏が、アドバイザーを務める。

　参加企業・団体は現在35。2010年度内に100まで拡大する考え。

2010年7月16日現在
企業・団体会員（順不同・敬称略）
・アールアンドスポーツディベロップメント株式会社・株式会社イクリプス・株式会社井上製作所・有限会社オールドボーイ・オリックス自動車株式会社・株式会社カースタイリング出版・株式会社ガリバーインターナショナル・慶應義塾大学　電気自動車研究室・国際航業ホールディングス株式会社・JFEエンジニアリング株式会社・株式会社SIM-Drive ・株式会社シャプコン・株式会社ゼロスポーツ・株式会社タジマモーターコーポレーション・THK株式会社・帝国ピストンリング株式会社・東特塗料株式会社・株式会社ナノオプトニクス・エナジー・株式会社日本エレクトライク・日本航空電子工業株式会社	・パイオニア株式会社・有限会社富士タクシー・ベタープレイス・ジャパン株式会社・株式会社ベネッセホールディングス・株式会社ユビテック・有限会社本田商会・株式会社ローソン・有限会社織戸自動車整備工場・日本テレネット株式会社・吉田電機株式会社・岡山科学技術専門学校・株式会社エネルギー応用技術研究所・株式会社シュンドルボン・藤深ライン株式会社

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最終更新日 2010.07.20 19:26:48
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