思春期病棟の少女たち
文庫 思春期病棟の少女たちスザンナ・ケイセン草思社文庫2012年12月14日初版映画「17歳のカルテ」の原作、思春期病棟の少女たち。これは、わたしは精神科病棟を退院して何年か経ってから読みました。衝撃的でした。まさに、わたしのいた世界。映画も大好きで、アンジー演じるリサはダントツに素敵だし、もちろん、主役ウィノナのスザンナも素晴らしい。この原作を、映画化したこと、そしてあのストーリーにしたことに拍手したい。この本もすごく構成を考えて組み立てられている。読みやすく、感情に流されることなく理性的。自伝、ということになるのだろうけど、医師や友達のことも丁寧に描かれていて、小説としても読める。映画でリサが・・と思ってる方は、この本を読めばリサとの後日談も読めます!よかった!と笑顔になることができます。この本も映画も、大事すぎて、本当に親しいひとにしか好きといえない。私にとって、そんな本です。