知識と経験 ~キャッサバを知らない~
新しく知識を得る場合に、まったくもって初めての知識と、経験に派生する形の知識とでは、吸収の仕方が違う。今まで経験したことに対しての「なぜ」を問い、その解を与えると「なるほど」という感動があり、知識として残りやすい。地理の授業で、キャッサバの話をした。食べたことがある人?と聞いても、リアクション無し。なぬ???ちょっと意地悪して、「ほんとだな??」としつこく問いただすも、困惑気味の表情を浮かべるだけ。知らないもんなんだね。質問を変えて、「タピオカ食べたことある?」と聞くと、ある人が続出。そう、タピオカはキャッサバなのだ。キャッサバから取り出したデンプンを丸めたものがタピオカ。今まで、タピオカがなんだか知らずに食べてたんだね。地理の授業でキャッサバはならったけど、実際どういうものか知らない。タピオカは食べたことあるけど、実際何からなのか知らない。もちろん、問題が解けさえすればいいのだろうけど、学校で何を習ってきたんだ!!!頭でっかちを作るのが、勉強ではないはず。機械的に覚えるだけって状態から脱出しつつ、知識を修得していってもらえたらと思う。