テーマ:小児がん(70)
カテゴリ:娘の闘病日記
改名しました~ 娘=小いちご(いちごのむすめだから^^;)
息子=太郎(生まれたとき、曙太郎にそっくりだったから) 今後、ブログ上では子ども達をそう呼ぶことにします。 以後、お見知りおきを・・・m(_ _"m)ペコリ 話は変わって。。。 帰り際に、夜勤の看護婦さんに話しかけられました。 「昨日、娘ちゃんが本を読んでいる最中に 『小いちご(娘)、ハゲになっちゃった・・・。 太郎(弟)、会ってもお姉ちゃんて分からないかも』って言ってて・・・。 そんな事ないよ、髪の毛はちゃんとばい菌をやっつけたらキレイな毛が生えてくるし 太郎くんだって、お姉ちゃんだってわかるよ、って言ったんですけど。。。」 そう、目を潤ませながら話してくれました。 私も久しぶりに看護婦さんの前で泣きました。 3日前ぐらいから、娘の脱毛が始まりました。 今は後頭部はほとんどなく、寝ていても触れない部分が残っていますが撫ぜるだけで抜けちゃうので、時間の問題だと思います。 本人も抜ける覚悟はしていたものの、相当なショックだったようです。 その日は家族で面会に行きました。 初めから機嫌が悪く、私が無菌室に入室すると 「太郎を見せないでっ!!」と顔を隠したまま、見ようともしませんでした。 なのでパパと太郎は10分ぐらいで面会室から帰りました。 しばらくして、何かをしている時に小いちごが言いました。 「ママ。。。 小いちご、髪の毛がいっぱいぬけちゃった。 太郎にこんな髪型見せたくないの。 太郎、会ってもお姉ちゃんだって分からないよね」 私は涙があふれて来ました。 髪の毛が抜けてしまったことに、こんなに心を痛めていた小いちごの気持ちを全然分かっていなかった自分が情けないのと、心を痛めている小いちごの気持ちを思うと、涙が止まりませんでした。 パパにも弟にも、容貌の変わってしまった自分の姿をみせたくないなんて。。。 だから面会に来た誰とも話をしないし、起き上がってこなかったんだね。 ごめんね、気づいてあげられなくて。 弟がお姉ちゃんのことが大好きで、髪の毛が抜けたって、どんな髪型だって小いちごは小いちご。 どんな髪形になったって、みんな小いちごのことが大好き。 弟が大好きなお姉ちゃんのことを分からなくなるはずがないよ。 大丈夫だよ、またキレイな髪の毛が絶対に生えてくるよ。 そう泣きながら娘に話しました。 娘も、ウン、ウン、と泣きながら聞いていました。 旦那に帰ってきて話しました。 旦那も相当ショックだったようで、オーダーメイドのかつらを作る!なんて言ってました^^; しばらくしたら、慣れて、吹っ切れるのかな。 今、2枚目の帽子を編んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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