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テーマ:旦那さんについて(2445)
昨日は夫のお父さんとその彼女を昼食に招いて午後を共に過ごした。 お義父さんは御年、91歳である。 今も元気でかくしゃくとしていて素敵なおじいちゃん。 いつも1時間弱の道のりを愛車を自ら運転して来てくださる。 本当はスペイン人でセビリアちかくのマラガ出身らしい。 1940年代にフランコ政権の独裁に抵抗しフランスに亡命(一般人もこういうのかな?)してきた。 第2次大戦の砲火の下、フランス軍の兵士として戦い、その後同じ境遇の人の娘、18歳年下の美少女を妻にし5人の子供をもうけた。 いろいろ大変な苦労をなさったみたいだがとても穏やかで静かで優しい心根の人だ。 夫はフランスで生まれ育ち国籍もフランスだが自分たちがオリジンはスペインであると言うことをとても誇りに思ってるみたいだ。 私としてはフランスもスペインもイタリアも一くくりに考えてしまうけどな…夫に言わせると一番誠実な情熱家らしいが。 残念ながら美少女だったお義母さんは17年前に50代の若さで亡くなった。(夫はこの母を心から愛していたようである。) はるか年上のお義父さんはいまだに元気なのだから人生って判らないものだ。 そしてその後マダム.Mと知り合い、正式には結婚せずに10年以上共に暮らしている。 彼女も80代だが(はっきりとした年齢は失礼に当たるので聞いていない)やはり元気でとってもおしゃれ。 いつもマニキュアもペディキュアも施し鮮やかな配色のドレスを着こなしていらっしゃる。 仲のいい、微笑ましいカップルである。 お義父さんは紳士で、たどたどしいフランス語を一生懸命話そうとする異国の嫁を慈愛のこもったまなざしで見守ってくれる。 実を言うと最初の結婚では嫁姑関係でも苦労した経験から(今思うと自分も若くて相当世間知らずのわがままだったからもあるが)少し彼の家族に対しての不安を持っていた。 がすぐに杞憂とわかった。 こちらでの家族関係ってクールでさばさばしていて気を遣わずにすむ。 そうなると一層親切な気持ちになるから不思議だ。 何でも強制されると反発してしまうが。 さていつも彼らはお花とケーキを持参してくれる。 昨日はピンクの百合の鉢植えだった。とっても綺麗に咲き誇っていて 芳香を放っている。 私は本当は献立に日本食、チラシ寿司とかを作りたかったのだが材料が整わずあきらめた。 簡単に出来る天ぷらは前回おひろめしたので。 今回は無難に海の幸シチューなんかにした。 デザートにアップルパイを初めて作ってみた。といってもパテは市販のものを利用したのだが。(こんな便利なものあったんだ) 初めてにしては上手くできたが(笑)焼きが少し足らずサクサク感が不足。 ザンネン!! おもたせのケーキをありがたくいただいた。 いずれにしてもちょっぴり頑張ったので夫は「メルシー、マシェリー」 とおおいに喜んでくれて、よかったよかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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